:::排出系列:::




俺が明日死んだって、地球は回っているんだから。





2003年11月26日(水)  霜柱

寒いよ
温もりが欲しくて日溜りに伸ばした筈の手は見えず
何時の間にか暮れ掛けた日が遠くへと去っていく
悴み始めた指先や 背筋を突き刺す凍える冬が
もう 近くへときているのだろう
 
あたしが温めていたものは 自分の感情なんかじゃなくて
実体を持った 本当の生身の人間だった
あたしを温めていたひとは 常に傍に居るわけではなくて
それでも何処かで存在していたと 感じていた
 
寒い 寒い
近付いている冬の気配に聞き耳を立てている
去りゆく季節と 拒んだ手の平
 
すべてが虚構といえるのならばそれはどんなに楽だっただろう


kei ☆メール ☆少女カタルシス



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