:::排出系列:::
俺が明日死んだって、地球は回っているんだから。
シャワーの音に掻き消されて 何を云っているのか聞き取れない 果たして望んだものは其の『声』だったのか 『電話のベル』だったのかさえも もう定かじゃない 突き詰めて考える必要性のない事柄に傾倒した侭起き上がれない つぶさに取り違えた事実は『故意』だったのか 『寓意』だったのかさえも もう忘れてしまいたい 特にあたしに意味はない 生きている意味を考えても そこに見えるのは闇しかない あたしは存在理由を放棄する 生きてる意味に固執してもそうでなくても あたしはイキヲシテイル 駅前でおじさんが叫んでる『■■■■に屈するな!』 甚だしいのは其のことば『所詮負け犬』違うの?おじさん あなたが屈してしまった所以は叫んでしまったからなのに 取り止めもなく思いついた事だけをふとノートに認めた 暗がりに留まって待っていたものは『希望』だったのか 『期待』だったのか『虚像』だったのか『実像』だったのか 今となってはもう関係ないか 特にあたしに意味はない 明日を望むほどの理由もなければ 明日を拒むほどの力もない あたしは『未来』を反故にする 努めて忘れた『過去』があっても其れは決してキエナイノダカラ
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