:::排出系列:::




俺が明日死んだって、地球は回っているんだから。





2003年12月16日(火)  父性愛

あたしは貪る 上等のカプチーノに浮かぶ上等の泡のような
消そうと思っても消せやしないのに 口に含むと
ふわりと溶けてしまう カプチーノのような悦楽を
 
バニラの香りに溶けた御菓子のような男の声
添い寝していても 存在の有無さえ見えなくなるほど
何処か危い 男の身体 それだけずっと欲しかった
パパの匂いが広々と部屋中を充満してる
あたしの組み立てた理論なんて役には立たない
ママの匂いで只管吐いて
凶々しい顔をしていたあたしを誰か想像していたのかしら?
 
壊す様に抱くのをやめて しつこい愛撫を続けないで
あたしのささえになる棒はもう強くはないのだから
揺さぶらないで 吐き気を堪えているのを知って
望んできた景色に取り残されたあたしには もう何も無い
 
エディプスコンプレックスの男の子と最近偶然出会ったの
あたしを「ママ」と呼ばないで あたしに「ママ」をさせないで
 
憎々しい微笑みを称えて 「温かな家庭」をスローガンの様に抱いて
パパからあたしを疎外した 腐った笑顔と金切り声
嘘の為の本当を創るのはもうやめて
 
望まなかったらよいのでしょう
望まなかったら…


kei ☆メール ☆少女カタルシス



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