:::排出系列:::
俺が明日死んだって、地球は回っているんだから。
| 2003年12月30日(火) |
the best way |
欲しいの 囁き声に似た血色が誘う夢の世界 意志から免れて固まった深紅を貴方は嫌う さらさらしていた流れは どろどろと嗜好を変えた 私と意志は頑強に結ばれはしなかった 刻んだ傷跡があの日に似通う つまさきが綺麗なまま 愛撫のような柔らかさを私がもう感じられない それもひとつの事実 逃げたくて逃げ場のない道を引き返す 月が遠くに輝きを落とした 義務感に似た正義は悪と大した差異も示さず ただ美しく見えていたような ただ美しく消えていくような …真実はどうでもよく 優しさは掴めずに 不可解な不快な低俗さは認知する 触れたいと願った身体が離れていく それだけはただの事実だった 認めることを拒んだ強い事実だった 許しを乞い 忘却を願い いつかは忘れる 大概は似通い 感触になり いつかはつながる だから事実は符合する 曖昧な現実に投じられた小石となり 私をどこまでも貶める まるでそれだけが 私を救う最良の道であるかのように
|