:::排出系列:::
俺が明日死んだって、地球は回っているんだから。
時計を止めないで 此の侭早く進ませて あたしの未来に約束等を置かないで 不安定なものに取り付けられた約束等 破る事は 何度あっても 守る事は 有り得ないくらいの確率なのよ 「もう、いいよ」と除夜の鐘が鳴り始めたと同時に漏れた呟き どちらとも取れる答えに 困惑の表情が廻る あたしの内臓を壁に投げつけたら きっときれいな花が咲く こんな夜は 見通しがつかないままいつもそっと閉じてしまう 狙い通り消えるような幕が降りていく 新しい扉を開く勇気も持てないのに 新しい扉に跳びついて 撥ね返されては泣き笑いを浮かべて 不安定要素をまた増やす 「どうしよう」悩んでいるのか 相談なのか 判らないような呟きがあたしの耳にこぼれてく もう 捕まえられない時間の尻尾は何処へ行くのだろう 望んだり 望まれたり 休んだり 捕まえたり 忘れたのは良いことだったのだろう 鐘が鳴り終わればほら 音楽が流れ出すから
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