:::排出系列:::
俺が明日死んだって、地球は回っているんだから。
どこかでネジが狂いはじめ あたしは調節不可能な機械になる 小さな粒を落として拾い集めた物は 何とも代替されたりしない こんな空は不幸な夢とひどく似通う厭な手触り こんな時に先駆けた物になにも特に書き留めない さあと小さく呟いてそれだけで何か変わるのならば すでにもう変えているだろう あたしが拾った欠片はひどく砕け散ってしまって悲しい なぜここにいるのだろう 当たり前に見えていた顔が失われても気付かずに 遠く遠くすぎてゆく事実だとしても 抱きしめたい背中に顔を埋めて泣いたなら あなたに総て識らしめよう あたしの細部も一つのこらず あなたの細胞になれば良いのに 疲労した肉体に詰め込んだ 何処まで行っても終わりなく いつか終わりを願い始めた
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