:::排出系列:::
俺が明日死んだって、地球は回っているんだから。
孤独に抱かれ座り込んで居た部屋に差し込んできた 優しい陽光はわたしの皮膚を柔らかく突き刺し 涙の痕を残している かげりゆく部屋の窓辺はほのぐらい 辻褄合わせの自由はどこかに矛盾を抱え 不可思議なゆらぎを見せて戦慄く もう少しだけおひさまをこの身体中に纏い そのまま陽光としてとけ込んでしまいたい 弱い願い 強い祈り わたしの中 大差のない感情がワルツを奏で あせらないで あなたには総てが在って そして総てが無いことなど 当然に近い事象なのだから 笑わないで わたしには影を踏まずに歩むことが 精一杯の努力となっているのだから 解け合って 時間は動くのをやめ おどけていた子供たちは家に帰る 支えられ 爪先が見えなくなり いつまでもこうしてここに居るわけじゃあない
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