:::排出系列:::




俺が明日死んだって、地球は回っているんだから。





2004年01月05日(月)  忘我

鋭さと硬質さを併せ持った激しい憤怒
誰に向かっているのだろう
柔らかい風が吹く並木道
忘れていたかったのはどんな形をしたキオクだった?
 
また季節が巡りやがてここに春がくる頃
わたしはここにはもういない
桜が新芽を萌芽する頃
枯れ枝のようなわたしは
囁きを脱ぎ捨てるから
惑わずにいけるから
 
坂道が終わりを見せるように
なにもかもにけじめがつく夢
どんな抵抗も否定も
いつか認める事実に変わる
 
やがてここにも春がくる頃を
わたしは待ちわびて居たいのだろうか
つま先立ちで歩んだキオクが
無に帰るなら笑ってみせる
 
我を忘れる激しい憤怒に
さあ 涙を一粒混ぜて中和を起こしましょう
柔らかな水がわたしを突き落としてくれるなら


kei ☆メール ☆少女カタルシス



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