:::排出系列:::
俺が明日死んだって、地球は回っているんだから。
鋭さと硬質さを併せ持った激しい憤怒 誰に向かっているのだろう 柔らかい風が吹く並木道 忘れていたかったのはどんな形をしたキオクだった? また季節が巡りやがてここに春がくる頃 わたしはここにはもういない 桜が新芽を萌芽する頃 枯れ枝のようなわたしは 囁きを脱ぎ捨てるから 惑わずにいけるから 坂道が終わりを見せるように なにもかもにけじめがつく夢 どんな抵抗も否定も いつか認める事実に変わる やがてここにも春がくる頃を わたしは待ちわびて居たいのだろうか つま先立ちで歩んだキオクが 無に帰るなら笑ってみせる 我を忘れる激しい憤怒に さあ 涙を一粒混ぜて中和を起こしましょう 柔らかな水がわたしを突き落としてくれるなら
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