:::排出系列:::
俺が明日死んだって、地球は回っているんだから。
欲求不満の犬が庭をぐるぐる回り続ける 大きな物音と流れる血色が耐え難い わたしのために用意された神聖な何か はねつけたら ほらまた痛みだしてる 汚れた窓の向こう 辿り着きたい場所とひどく遠い場所 わたしの胸はまだずきずき痛んでる 短いナイフのような尖ったセンテンス 行間に残された空白 わたしの中に残る狂気だけが 嗚呼 息を吹き返して 宥めるだけを総てにしないで あなたに望んだのはそんなばかげたことではなかったはずよ 手の甲の血管が浮いて痛む 痩身のわたしに 嗚呼 終わることのない罰を与えて 罪はもう音をたてて弾けてしまって居るのだから
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