:::排出系列:::




俺が明日死んだって、地球は回っているんだから。





2004年01月11日(日)  ベビィドォル

しゃがみ込んだ地面 傍で弾けた言葉
雑多な空模様 壮麗な雨ふらし
 
つけ睫の先 右に倣えをした雨粒が光る
蓄えた輝かしい現実が奪った心は
凍り付いた微笑みにうつろいゆく
 
どんなトリックで辻褄を合わせられるのだろうか
縋りついた肩 疲れた感情過多の顔
もう少しだけと望んだ声はただ宙を舞いながら
ひらひらと飛び散っては消えた
もっと上手な作り笑顔が君の処に届くなら
こんな腐心もどんな魔法も
役立たずだと切り捨てたのに
大事にし過ぎて見えなくなってしまったものや
無碍にし過ぎて消え去っていった人たちが
わたしを睨んで忘れていく
 
結末は誰も用意を周到にせぬまま
そこにただ結果だけを開示している
そんな理由やそんな答えや
赤い手紙や黒いオルフェは
ベビードールに紛れて消えた
呟いた 小さいさようならが
夜空に 舞ってる


kei ☆メール ☆少女カタルシス



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