:::排出系列:::




俺が明日死んだって、地球は回っているんだから。





2004年01月21日(水)  瘡蓋

毎日同じ場所に座り込み
書く、と云う血生臭い動作を続ける
わたしの傷口は時と共に完治することも、ない
瘡蓋ができたら瘡蓋を剥いで
また滲み出す血液に顔を歪ませる
 
何時まで経っても治らない傷は
感傷を呼ぶこともない
爪先立ちで歩かなくてはと
喪いを畏れて逃げ纏う羊の群と重なる
 
治らない傷は痛みを増して
ただ、わたしに苦しみを
捕まえた腕はもう此処になくて
ただ、わたしは悲観の飢えに
 
ただ血を流して終わりを待っていた
わたしは…わたしは
死にたい、と望んだのに
 






 

 
剥げた瘡蓋
痛みには
もう
捕まえられない影


kei ☆メール ☆少女カタルシス



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