:::排出系列:::




俺が明日死んだって、地球は回っているんだから。





2004年01月29日(木)  病人

消毒液の臭いのする清潔なベッド
白いカヴァーに覆われて あたしは白い病人となる
今日も 虚無に襲われて やり場のない悲観を覚えた
明日が 報ってくれるのは 今日の延長にはならない
 
地下鉄の衛生的な色に似た 青い空が隠れてく
どんなに何かを尽くしても 消せない事実と消えない虚構
いつも望んで居たことは 虚無だけ残して 消えていく
どんなに言葉を尽くしても あたしはベッドに横たわる
 
点滴の透明な管 銀色に光る針
やり場のない気持ちだけが 病室中に溢れて泣きたくなる
自由な空気も もう飽きた
あたしは何にもなれはしない
哀れまれるだけの それは小さな病人のまま


kei ☆メール ☆少女カタルシス



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