:::排出系列:::




俺が明日死んだって、地球は回っているんだから。





2004年02月02日(月)  風化

泣いたり、笑ったり、怒ったり
くるくると変化する表情が好きだった
つまらない僕に好きだと伝える、唇の形が綺麗だった
全てはもう、なくした日々
壊れたこころの破片がそこら中に散らばり
拾い集める力もないままじっと佇み見つめていた
 
時間が風化する痛み
時間に風葬させた気持ち
見つめる先に変化が欲しかった
 
僕の指先に触れた細い指の綺麗な爪が好きだった
届かないと気づいたときにはもう遅く
取り返せないと知ってしまった
どんな願いも祈りですら
届きはしないと気づいていたのに
認めることは出来ずに居たから
 
抱きしめると伝わってきた細い体の感触を愛していた
今更の言葉は空虚に響き
時間とともに風化することのない痛みが
僕の胸 貫いていく
 
二度と逢えない君に誓うよ
離れた指先に近づきすぎていたこころに
そうして離れすぎた体を
いつまで経とうと忘れぬことを


kei ☆メール ☆少女カタルシス



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