:::排出系列:::
俺が明日死んだって、地球は回っているんだから。
話し始めると頭のどこかが少し壊れてしまったように 独り言が止まらなくなってしまう あたしは壊れた人形みたいだね、と言われ 同情されれば泣きたくなり 狡猾な狐みたいな目付きだね、と言われ 失笑されれば逃げたくなる そんな人間になりたいわけではない スタート地点が振り向いても見えず 振り向いた景色は見知らぬものでこわくなって眼を閉じた つながることを待ち望みいつかカラカラに乾く 何もないと知りながら探すから またこうして泣いてしまう 指先に神経を集中させ 果てぬ事象に耳を澄ました 冷たい空気と相反する情景 あたしにつかめる糸はもうないよ 誰か手探りであたしを探し抱き止めて 行き場所があるなら教えて そんな眼で見ないで 独りじゃないと伝えて こんなにもこんなにもあたしは苦しいのに
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