:::排出系列:::




俺が明日死んだって、地球は回っているんだから。





2004年02月06日(金)  吸血

歩くだけ無駄をしたのか
それだけ進むことができたのか
わからない
 
悴んだ指先は温度を待って凍り付いた
縋るべきものは遠くへ居なくなり
わたしにはただ 孤独だけが残った
発した言葉にいつも当惑している
誰の表情からも不信と不快を読みとっていた
 
望むべきものになれない彼は
捨てた望みを埋めて
そして此処に戻ってくるのか
わたしが何かに託した願いは
ひとひらの破片すら残さず
瞬時にして蒸発した
 
捕まえた手首を離して
なくしたものを待ち望む
繰り返す日常は遠い青空に
反射して消えてゆく
わたしが願った想いは
束の間の夢を上映しながら
縊死して形をなくし消え去った


kei ☆メール ☆少女カタルシス



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