:::排出系列:::
俺が明日死んだって、地球は回っているんだから。
使い古した身体で上手に媚びて 上手く誤魔化しながら居たのに 気付いたらまた あたし「捨てられてるんだ」 泣くほど大したことじゃない 一人にはなれていたから今更どうってこともないと思って居た なのに 一人の部屋の空気もこの空間も重すぎて 普段感じることのない 重力をじかに感じているように思う 怒り出すほど短気に出来てもいない あなたに出遭うまでは一人の部屋も時間もずっと普通だった どうして 出遭った? あたしは繰り返した疑問をまだずっと胸の中に抱いている 疲れ果てた思考で計算高く演じながら 逃げ続けていたのに 「過去は過去でしかなくて振りかえってももう次がきているんだよ」と 伝えられた言葉の意味が まだよくわからないまま あたしは あたしは… 逃げたいのではない 鉛の様に重いあたしの身体を 誰かゆっくり溶かして下さい この空気が変わるなら 動き出すまできっとそう遠くない 死にながら生きて 生きながら死んで 毎日答えは出ないまま ずっとずっと繰り返してる遊び
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