:::排出系列:::




俺が明日死んだって、地球は回っているんだから。





2004年05月01日(土)  階段の下

温いシャワーを浴びせ掛けられる
もう二時間以上メールは途切れたままで 放置されたままのあたしがいる
 
指を小さく動かして何か必死に伝えたかったのに
それがなんだったのか今ではもうわからないよ
 
先を越されたわけではなく 先に行きすぎたわけでもないし
置いてけぼりにされたわけでもなく 逃げ出したわけでもないのに
気がつけば遠く離れてしまった あたしだけ残っていて
どんな声も 届かなくなってしまったから
打ちひしがれる前 思いつく限りの罵詈雑言で
相手をずっとずっとずーっと遠くへ追いやってしまえ
 
記憶喪失なんかじゃない
あたしのなかに記憶は確かなものとして存在しているのだから
 
手放しで目をつぶって螺旋階段を降りたら
誰か下で待っていてくれるだろうか
目を開くと あたしの前にはあたしが居るのではないのだろうか
 
現実と違う答えを導きたくて あやふやで
正確さを持たない答えを あたしは呟いてた


kei ☆メール ☆少女カタルシス



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