:::排出系列:::
俺が明日死んだって、地球は回っているんだから。
無理矢理 歩けない身体を引き摺って歩いていくよりも 倒れこんだまま 好きなだけ倒れたままで力を温存しよう 曇り空に雪崩れ込んだ小さな雲の欠片を 拾い集めて息吹を捧げてみよう あたしのすべてが ゼロになるまで あの時 どうして歩けたのだろう 蹲る事もなく 涙を流す事もなく闇へと向かって 空を見上げながら 何も感じないようにしていた そしてそのまま 右手で囁いた あたしの中身も ゼロになるまで ひとつひとつの「信じる」が点と線で繋がって居て 散った花びらのように とわに美しく あたしと何かを併せても ゼロのままで生きていく あたしのすべてがゼロになる 瞬間を この眼で耳で身体で感覚全てで 受け止めていたい
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