:::排出系列:::




俺が明日死んだって、地球は回っているんだから。





2004年05月18日(火)  しゃぼんだま

「何もないけど全部ある」
あたしはそれを望んだ
弾き返される事は大方予想できていたから
期待はもっていなかったけれど 手に入りそうだと思った
 
跳ね返され 望んだものが始めて弾けた
ずっと繋がっていた二つは 二つの欠片となり離れた
泣きながらあの時切った手首に 嫉妬した
泣きながらあの時知った痛みに 嫉妬した
繋がりも欲望でさえも 泡になる
ずっと 深く沈んで消える
 
「何かあればまた…」
期待を強く持っていた
手放しで歩道橋を目隠しで桟橋を渡れそうだったから
誰にも感謝しなかったけれど 生きて行けると知っていた
 
就き帰され 繋いだ手が始めて離れた
望みに押し潰されそうだった事実が 現実となり昇る
笑い顔も泣き顔も似ていた二人は 跳ばされた
しゃぼんだまに託し始めていた願いは 飛んだ
蔑みも憎しみでさえも 泡になる
裏を返せばほら 待っていてくれるなら


kei ☆メール ☆少女カタルシス



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