:::排出系列:::
俺が明日死んだって、地球は回っているんだから。
続けてほしいと 止めないで居てと 果てなく言葉のパレード 続く 約束の春を待たずに死んでしまった彼に一度だけでも逢えたらいいのに 茹だり始めた五月の夜が ぐらぐら揺れて消えていく 背中がないから掴みたいのだと くどい言葉が煩いだけだ もう言葉のパレード やめてもいいかと尋ねて見ても 見えない予想図が 果てし無く大嫌い 約束の春はもう過ぎてしまったのに どうしてもうここには居ないの 嘘を吐く事を宣言してからつく嘘は 嘘じゃない 寂しい気持ちが溢れて溢れて 沸騰してしまうなら 熱を追い出さなくてはならない この熱を 傷口から噴出させなくてはもう パレードが続かない 約束の春にまだ あたしは待っているのに どれだけまっても 約束その春は訪れずに居る どれだけ泣いても もう居ない 約束の春をまたずに彼は死んでしまった
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