:::排出系列:::
俺が明日死んだって、地球は回っているんだから。
ざわめきと囁き 優しく交ざり合う全てが あたしの細胞を覆い尽くして 笑う、笑う、笑う 作られた遺伝子を植え付けられて形になった 無邪気で無様な子供たちが 笑い、泣いて、喚いている 少しも不思議ではないのは 毎日突き上げられては落ちながら そんな自由を持て余す暇すら持たず 単純な答えを繰り返す事実 罪のように 羽ばたく あたしに意味がなくてもこの騒いだ遠い記憶は ずっと残る 信じきれない温もり 恒温動物のあたしは 今日もうだる夏に 喘ぐ、喘ぐ、喘ぐ 死なないように 流れて 生きて、死んで、灰になる
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