:::排出系列::: 
 
 
 
 俺が明日死んだって、地球は回っているんだから。 
 
 
 
  
苺色が滲んだ空に投げよう くすんだ黒子みたいに描いて 薄笑いを繰り返してみるよ   朝の飛行場に君を見送りに行くよ 自転車に乗って朝の町を走り抜けて 人を小馬鹿にした音楽が耳に落ちると 胸に穴が空いてしまったみたいに   君は見えなくなる 小さく手を振って それから二度と振り返らず 遠く離れて行ってしまった   海沿いの道を一人戻るよ 君と歩いた道にしるしを残して 砂浜ですこし座るよ 何かを思い出すみたいに 待っているよ もう会えないとしても 待っているよ 君が僕を忘れてしまっても   蜜柑色の雲が流れて消える 切れてしまった糸は また結べば良い
 
  
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