:::排出系列:::
俺が明日死んだって、地球は回っているんだから。
西へ東へ北へ南へ 連なる列の最後尾 歩幅を合わせ歩き出せ 告げられなかったあの言葉 右へ左へ前へ後へ 巻き付く煙の低迷を ないがしろにした記憶を恨む 満ち足りた身体が消える 孤独と紙一重の今を この心から憎しみを滲ませて 回想し続けて 泣く 探していたのはわたしの居場所 見当たらなくて倒れて居た場所 拾いあげて抱いてくれた人 一人きりの夜の闇がわたしを飲む もう消えたいとさえ望み 振り返っては思い変えて居た 北へ南へ前へ後へ 曇り空には泣き顔で応えて 月夜に結んだ契りを千切る 右へ左へ東へ西へ 身体の傷が消えてもまだ 痛み続けるアレは消えずに 帰依した記憶して 中へ行きませう 中へと
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