:::排出系列:::
俺が明日死んだって、地球は回っているんだから。
行きたい場所に行けない 見たいものが見られない 力で捩じ伏せるみたいな強引さが嫌い 「九時には帰るかな」 一種の期待を背負う 哀れな自分に見た背を探し 腐った魚の臭いの夕べに 募る寂しさを届けたいのに あなたのために生きたなんて 大層な事は思いもしないよ 違う 言葉が朽ちては甦る そこに近付くエンジンがまだ この胸の奥に燻る想いを 照らしている気がすると思うよ いたいけな想い付け入り 最悪は葛藤を繰り返した 眠りを妨げるような声にリロード 「また出会えるよね」 醜い期待を蹴散らす しがない声の行方を見付け 小鳥の声が聞こえるあしたに 満ちる誘惑を望みたいのに 違う 言葉が満ちては溢れ出す それから鳴り出すベルは未だ この空の彼方彷徨う願いを 連れて鳴り響いている そんな気がするよ あなたのために生きたなんて…
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