:::排出系列:::




俺が明日死んだって、地球は回っているんだから。





2007年09月13日(木)  紐解

行きたい場所に行けない
見たいものが見られない
力で捩じ伏せるみたいな強引さが嫌い
「九時には帰るかな」
一種の期待を背負う
哀れな自分に見た背を探し
腐った魚の臭いの夕べに
募る寂しさを届けたいのに
 
あなたのために生きたなんて
大層な事は思いもしないよ
 
違う
言葉が朽ちては甦る
そこに近付くエンジンがまだ
この胸の奥に燻る想いを
照らしている気がすると思うよ
 
いたいけな想い付け入り
最悪は葛藤を繰り返した
眠りを妨げるような声にリロード
「また出会えるよね」
醜い期待を蹴散らす
しがない声の行方を見付け
小鳥の声が聞こえるあしたに
満ちる誘惑を望みたいのに
 
違う
言葉が満ちては溢れ出す
それから鳴り出すベルは未だ
この空の彼方彷徨う願いを
連れて鳴り響いている そんな気がするよ
 
 
あなたのために生きたなんて…


kei ☆メール ☆少女カタルシス



マイ追加