:::排出系列:::
俺が明日死んだって、地球は回っているんだから。
もう少し もう少しだけこうして居て それで前に進むから 少し伸びた前髪を引っ張りながら 遠くから聞こえるアイドリングに耳を済ます 眠ったふりをして ちっとも眠れない 目蓋は固定されているみたいに閉じ方も忘れて さっきまでの時間を天井に映し出している 見たくないこと 聞きたくないことには蓋をしてばかり もう たくさんだ もう少し もう少しだけ 離れずにいたかった カラフルな雨傘を晴れた空に翳して 振り返る人の目なんて気にせずに行こう 今日も何一つ変えられなかった自分に 速効性の毒を吐いて 点と点を繋いで新しい日々を選ぼうか あと少し あと少しで 君のすべてはこの中に納まるから
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