Stage Diary
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Yoshimi.Aが観た舞台の感想です。
レポートではなく感想だけを載せてたりすることが多いかも…。(^-^;


2003年07月29日(火) 『レ・ミゼラブル』

心のミュージカル、『レ・ミゼラブル』へ行ってきました。
今シーズン、初めての観劇でした。
その上、いろいろな賛否両論な噂を聞いていたので、すっごく心配でしたが…なんだかんだ言っても、祐一郎さんが好きだ〜っ!と再認識して帰ってきました。                         おわり

って、これが全てではありますが、そんなもんで済ますつもりのはどうかと思うんで、やはり、これだけは真っ先に叫んでおきたい気分です。

『これを観て泣けない奴は人間じゃない!!』

やはり、これに尽きるでしょう。(●^o^●)
今回も泣いてきました。

今までと比べてカットされた場があるだとか、『なんだかこの人勘違いしてるよ…』だとか、そういう意味合いでも泣かされましたが、純粋に泣けます。
自分にもまだこういうピュアな部分(笑)があったのね〜。…と、認識を新たに。(^^;

しかし、この殺伐とした世の中には、それは非常に大切なことです。
だから、ついチケット取りの倍率が…と思いながらも、人にお勧めしてしまうわけですが。

で、本題…今回の『レ・ミ…』は削られた部分が多かったです。
『私、この場面で一緒に歌いたいのに…』って思っても、無情に削られている。
『ああ無情』だから…?(゚.゚)
今まで、歌詞が所々変わったりというのはあったけど、ここまで変貌してると思ったのは初めてでした。変化が激しいと言われた10周年の公演でもここまで変更はなかったのではないでしょうか。(あの時はあの時で、常連さん達には不満や意見もあったでしょうけど…出演者にもあったらしいから!(笑))

曲のテンポが所々すこ〜しづつ早くなっている…ところがある…気がする。
って…多分、気のせいじゃないし!
そのくせ、主要キャストのソロだけはしっかりとくどいくらいに音を伸ばさせる。…しかし、それに対応できるだけの実力がない人が主要キャストにいると言うのも残念な話です。(…何のためのオーディションなのでしょうか。有名なタレントより、知名度は低くても実力のある俳優さんに演じてほしいです)
それに、全体的にメロディに歌詞を乗っけるのが精一杯で、感情面、情緒面が置き去りにされていたような感がありました。
もう、開幕してから1ヶ月近く経つんですよね。いくら、トリプルどころかクワドラプル・キャストだからといっても、これまでの期間、何をしていたのでしょうか。馬鹿高いチケット代を取るのなら、もう少し、役者の自惚れよりも役者としてのプライドを優先させてほしいと思います。
まあ、それによってやりやすくなったと感じる役者さんもいるとは思いますが…それでも、あえて私は言いたい!
だって、感情や情緒を出さないでいいのなら、ミュージカルである必要性はない!
演劇界の流れでは、ロマンはいらないのかもしれないけど、私の心にはロマンという糧がとっても必要なんです!!!

嗚呼、私の『レ・ミ…』を返してください。

…って言いたい部分もありました。(´∩`;

でも、やっぱり…私はこの作品が好きです。

祐一郎さんの『彼を帰して』は最高です。それに、10周年の時よりも、前回やった時よりも、『ヴァルジャン』になっていたのがとても嬉しい。
しかし、今回のヴァルジャンは紳士じゃないところもあり、驚きましたが…そんなところもかっこよかったです。<や〜、もうどうせ目には『祐一郎さん素敵フィルタSpecial』が標準装備されてますから(笑)。

山本君も、見るたびに多少、額が広くなっているような気がするのは気になりますが(…というより、とても心配なんですけど…非常に失礼かも)、なんか素朴なマリウスで、ほんわかとした雰囲気がいいかも…。
今まで観てきて(『RENT』と『シラノ・ザ・ミュージカル』くらいでしょうか)、あまり好きじゃないけど、やはり雰囲気作りは巧いな…と思います。

いつも、驚かされるんですが…子役の子供達、とても上手なんで、下手すると大人達の方が喰われてるかもしれません。…山本君も元はガブローシュだったし、今日観た子達も10年先くらいには、別のキャストで再開する日がやってくるのでしょうか。

アンジョルラスの坂元さん…以前にシンバ@ライオンキングで観ていたにもかかわらず、登場の場面でわからなくて…舞台上を探してしまいました。ABCカフェの場面でも…『どこ行った!?』って思って探しました。(><)…『ライオンキング』の時はそんなに気にならなかったのに、あまり身長が高くはなかったんですね。
スケールの大きな伸びやかなお声でしたが(というより、声がそうだから、身長も大きく感じてました)、アンジョルラスを探したのは初めてでした。
初登場から赤いベストを着ていてくれると、とてもよくわかるのに…なんて思ってたことは内緒です。(。_。;

エポニーヌも頑張ってはいましたが…島田さんを意識しすぎずに、もっと自分の持ち味を出してほしい…と、思わずにはいられない。(><)
声も透明度の高い声で、素質はいいものを持っていると思うのに、だからこそCopyCat(映画であったように、犯罪をなぞってるわけじゃないけど…なんとなくまねっこをしてるっぽい人のことをこう呼んでいます…私の近辺(笑)では)の域を出てないのがもったいない気がするのです。
ブレス位置が『島田さんだったら、ここでこのくらいのタイミングでくる』…って思うときに、ほぼ同じタイミングってのは…数ヶ所だったら偶然でも片付けられるでしょうけど、何曲分もまるまる同じだと、いくらなんでもツライ。(;_;)
『プロだから…』とか言う方もいらっしゃることと思いますが、きっと違う。
今度は島田さんもどきじゃなくて、真綾エポニーヌを観たいです。

井料ファンテーヌは一体、どこを見てるんでしょうか。(ーー;
どうして、この人は視線がちぐはぐなところにいってる印象をぬぐえないのでしょうか。
いつでも、自分だけの世界にイッちゃってて、共演者も観客もどこかへ置き去りにしてるかのようなマイペースさ…四季じゃなくなっても、こういうところ変わってないんですね。『レ・ミ…』に出演してる間くらいは『あたし』より、『皆と一緒』ということを考えて欲しいんだけどな。

しかし、何回も観てると『好き』と言いながら辛口になってきますが、それでも、はじめて観た時の衝撃はいまだに忘れてはいません。
そして、それがあるからこそ…私は今でも帝劇に通い続けているのです。
(嘘、『通う』と言えるほど観てるわけでもないです…多分(^^;;;)

○本日のキャスト○ ※キャスト・スケジュール掲載分だけ
山口ヴァルジャン、高嶋ジャベール、真綾エポニーヌ、井料ファンテーヌ、剱持コゼット、山本マリウス、駒田テナルディエ、峰マダム、坂元アンジョルラス


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