2003年08月15日(金) |
『マンマ・ミーア!』 |
久しぶりの四季…という気がしないでもないのですが、また行ってきました。やはり、夏といえば『海』だから…?(笑)
そんなことはないですが…元気の出るミュージカルだからという理由ではあるかもしれないです。
公演を重ねているだけあって以前に観た時よりパワーアップしてました。 保坂さんは以前から伸びやかなお声でしたが、より一層ぱわふりゃ〜になってました。ドナが以前に観た時よりも格好いいんです! 男前度が上ってました(笑)…いや、気風のいいお母さんでした。
今回は前田美波里さんがターニャでしたが、存在感がありますね。 役柄の問題だけでなく…この人は役をぐぐいと自分の個性に持ってくるタイプだけど、それが鼻につかないというのは凄いですね。 声に特徴がある人だけど、それだけに『マンマ・ミーア!』の曲は聴き応え充分でした。
カンパニーの纏まりがすごくて、それだけに絶妙なタイミングでの応酬が続くので、退屈してる暇も、舞台以外を見てる余裕もないです。 何度観ても楽しいミュージカルというのは、最初の一音で心を鷲摑みにされる…ということに気づきました。 だからこそ、最初から最後まで瞬きするのがもったいないくらいに食い入るように観てました。 そして、最後は客席もオールスタンディングでまるきりライブ! せっかくだから、踊ってきました…2曲分。(^^) たまにライブに行きたくなるけど、もうそんなに体力ないし…とか思ってる人間にはちょうどよい分量です。
そういえば、先日どこかの雑誌で『ソフィはスカイとは結婚しないかもしれない』という記事を読んでいたので、そういう目(笑)で観ていたのですが…なるほど、そうかもしれない。 スカイと結婚するなら、式をやめなくても式を挙げた後で世界を見つめる旅に出たってよかったはずだし…今まで、これは『母と娘、女の物語だから…』と思っていたけど、スカイの人物描写が曖昧でどうにも個性が見えてこない。…こりゃ、ソフィにふられても仕方ないかもしれないと思うような…(^^; で、つい…『マンマ・ミーア!』その後を考えてしまったわけなのですが、世界を見つめる旅の途中でスカイはソフィにふられ、ソフィは……他の人の子供を生みそうな気がする!さらに、ソフィまで『誰の子かわかんない』とか言ってたらどうでしょう(笑)。
…そんなことを考えるのも楽しかったです。 本当に優れた物語ってのは場と場の間とか、その後の話をあれこれと作ってみたくなるものですね。
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