いかれた合宿の最終日です。この夏は今までに過ごしたどんな夏より熱かった気がします。…気温はいつになく低かったけど。(^^; しかし、すごく充実して楽しかった4日間だったけど、もうこんな無茶なことはしません。 だって、荷物が重いから! 上野公園で美術館をはしごし、図録を2冊買ってるうえに、舞台写真が加わった『レ・ミ…』のプログラムにサイン入り手ぬぐいつきの茂山のパンフレット、その他、寝る前に読んでいた小説、なぜかビックカメラで買ってしまったPC用紙。(>_<)…服だって、雨の対策として何着か余分を持っていってましたし、もちろん4日も留守にするのでノートPC持っていってました(更新してたし…)。 だから、ものすごかったです…重さが。(^^;;; 帝劇で荷物を預かってもらったのですが、ロッカーには入りそうになかったので、いつものように受付で預かってもらったのですが、受付のお姉さんが荷物を渡してくれるときに持ち上げられなくて…とても居たたまれなかったです。 嗚呼、すみません、ごめんなさい!m(_ _)m おまけに、帰ってくる前から腕が筋肉痛になるような重さでした。 …やはり、1泊か2泊が限度ですね。
で、感想はといえば…もう言うことなんて何もないという気がしますが、一応、あれこれ…
そういえば、7月に観劇したときより、エコーが強くかかってる気がするのは…気のせいでしょうか。それとも、席の関係でしょうか。エコーがかかることによって、余韻を楽しめるようになった方もいらっしゃるので、それはそれでいいんですが、必要のない方にまで強くすることはないんじゃないかと…いう気がします。 必要な方、必要でない方は言わずもがな…ですが、バッシングが怖いので内緒に。(。_。;
今日は、祐一郎さんのソロでマイクトラブルがあったようで、せっかくのソロなのに、ノイズが…! あれは胸のところに付いていたマイクを握りこんじゃったんでしょうか。 あれ?でも、あんなとこにマイクをつけてたかな…? もう一箇所は『対決』のところでまたしてもノイズが…。 あれは祐一郎さんのせいじゃないと思うけど、なんだか結構好きなシーンなので水を注された感じです。 昔、名古屋公演の時も『対決』でマイクトラブルがあって、祐一郎さんのマイクが途中で死んじゃったんですよね。祐一郎さんだから舞台のマイクだけでも村井さんと遜色なく渡り合ってましたが…またしても同じところでそういうことになろうとは…何かの呪い?(T^T)(注:今日はマイクが死ぬまではいきませんでしたが…) 嗚呼…ただでさえごそごそと落ち着きのないおばちゃんの近くだったのに、集中して楽しめない。 そういえば、チケットを取ったときはW列だったので、少々がっかりしてたんですが(発売後45分でも、Sは売り切れと言われればしょうがない)思い切りサブセンターの、中央に近い通路脇だったので観やすかったです。幕間におトイレに行きやすかったです(笑)。1幕が終わった途端に、係員がドアを開けきるよりも前におトイレへと向かった私…。 帝劇のおトイレ待ちは壮絶なものがありますから。
吉野アンジョルラスは今日もいいカンジでした。やっぱり、かっこいいなぁ。 でも、ところどころ岡さんとダブってしまう。もう、今までのイメージで『岡さん=アンジョルラス』のイメージが固定されてたからなぁ…。 しかし、初めて吉野アンジョルラスを観たときは山本マリウスで、アンジョルラス兄さん…な感じがしたんですが、岡田マリウスだと親友という雰囲気ですね。 どっちがいいかって聞かれたら…『両方♪』と答えます。(^^) 共演者によって、少しずつ雰囲気や演技が変わるのもダブルキャストのお楽しみですから。 あと、マリウスの結婚式の時、ウェイター姿でテナルディエが落としたお皿が舞台から落ちそうだったので、慌てて取って懐にしまおうとしてました。そして、テナルディエに『どろぼー!』と叫ばれる(笑)。この場面の慌てた表情が大好きです。坂元さんは驚いて正座になっちゃうんだけど、吉野さんはうろたえながら後ずさっていくんですよね…。 こういう違いを見つけるのが面白くて、何度も通っちゃうんですよね…ヴァルジャンは祐一郎さんが基本だけど。(^。^)
森マダムは今日も絶好調…リトル・コゼットに対するいぢわる具合が最高です(笑)。 今シーズン、森マダムはリトル・コゼットのナンバーが終わる前に脇で音を立てて邪魔してますから…。最初、観たときは『そこまでやるの!?』って思ったものですが、それでも…憎めない。今日はリトル・コゼットがあまり飛び上がってなかったのが残念です。 毎日、ちょっとしたところでも、声の抑揚や仕種などをところどころ変えてくれるので、この人こそ、何度観ても見飽きるということがない人でしょうね…。
岡田マリウスは…やはり、ロックの顔がちらつく…。(ーー; 舞台上でかっこいいマリウスを演じてくれてるのに、でもちらつくのはあの顔…。 今シーズン、岡田さんを観るのはこれが最後のはずなのに、ロックのイメージだけで終わってしまうんだろうか。 それにしても、マリウスが撃たれるシーンは何度観てもはらはらします。 だって、石井さんがやってたときからそうで、山本君もそうだけど、結構、思いきって跳んでるから舞台の端、すれすれの位置に倒れこむんですよね。 あの場面でマリウスが落ちたら…どうフォローするんでしょう。 内野ヴァルジャンがいなくても『対決』してたように、ヴァルジャンはいないマリウスを連れて下水道へと逃れるのでしょうか。 それとも、怪我がなければ…どさくさにまぎれて素早く舞台に戻るのでしょうか。 嗚呼、そうなってほしくはないけど、そうなってしまったときもちょっぴり見てみたいかも…。
最後に…あまりバッシングはしたくないけど、これだけはどうしようもないことを。 高嶋ジャベール…変な癖がついてましたね。『Stars』のあの妙なスタッカートは何でしょう。 役がこなせてないうちから、自分なりに変えていってしまうから変! おかしいと思われない為に、役者さんは裏打ちされた実力とセンスが大いに重要ですね。 まず、基本があってから変えてしまうのはいいけど、基本もできないうちからアレンジされると不愉快を通り越して憐れになります。特に、『レ・ミ…』みたいな作品は実力と技量の有無がはっきりさせられてしまいますから。 ただでさえ不器用なのにこれ以上、ジャベール像を壊さないでほしい。 『黒蜥蜴』千秋楽に『ようやく初日になりましたね』といった美輪さん…どういうお気持ちで言ったのかお聞きしてみたい気がしますが、それはお聞きするまでもないことなのかもしれません。ルキーニがそうであったように…きっと、再演以降で観たほうがよかったですよね。 …早く、初日が迎えられるといいですね。
あと、観終った後に物足りない感が付きまとってどうしようもなかったのですが、この4日間で理由がわかりました!
それは、上演時間が短くなったというだけでなく、今までは終演後にお客が帰るときにもオケが演奏してくれてたのに、今シーズンのオケはもうカーテンコールの途中から楽器を片付け始めてて…追い出しの曲がないから!
私はその最後の一音までも聞いて、オケに拍手をしてから劇場を後にするのが好きだった。 覗き込んで拍手してると、オケの人が笑ってくれるのが嬉しかったのに…終わった後に『バイバイ』って手を振ってくれるのも嬉しかったのに…。 それなのに、カーテンコールの途中で片付け…寂しい世の中になったものですね。
……テーマは不変でも、いつまでも、ずっと変わらずにいられるとは思ってない。 変わってしまっても、好きにならずにいられないけど…だけど、自分の中で大切にしていたものがもうないんだと認めるのは寂しいことです。 それだけに余計に『昔は…』となるんでしょうね。 ただ、自分が老化したんだとは認めたくないものねー!
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