| ライジング!-3- |
ライジング!ネタ第3回。
そんなわけで高師先生と祐紀の出会いは23歳と15歳で、ほんわか犯罪チックな香りなのでしたが、その辺を気にして読み進むと、割とスピーディーに時は過ぎておったのですな。 気が付くと26歳と18歳くらいまで補正されて許せるところまで来ていた。 よかった・・・。 曖昧だが自分の中で許せるところまで来てる、来てるぞ! それでも十分若いとおもうけどさ。 ケッ。 単なる30女のひがみが大部分を占める偏った感想ですとも。 ああそうともさ!
で、祐紀はなんだかんだうだうだと演じることや恋愛に悩むわけだが、結局まわりに助けてくれる人がおりまして、恵まれたヤツなんだ、コレが。 悩んだり立ち直ったりの繰り返しで、「またカヨっ」と何度三村ツッコミいれたことか。 「あなたには重大な欠点がある」と言われ、効果線ばりばり背景で「!?」ともったいぶって次号続く。と終わられる読者の身にもなって貰いたいモノだ。
さくさく行こう。 彼女はつまり天性の女優で、宮苑という一種独特の世界からの出発だったが、枠に収まらない大物ぶりで、最終的には恋も舞台も手に入れて、大きな演技の世界に羽ばたいていくのであった(マル)。 祐紀はコレでよしとする。 問題は高師センセイだ。 子供の頃の私の高師センセに対する感想は、「大人の男よね♪」だったわけね。 でも悔しいかなその「大人の男」を年齢的に遙かに超えてしまった今の私から見ると、斜めに構えながら「ふっ、子供ね。青いわ。暗いだけじゃん。」と言う感じか。 可愛いくらいだよ。 才気溢れる若手演出家、という設定上、仕事上ではいろいろ如才なく立ち回ったりするんだが、悩む祐紀に手を貸したいけど彼女のことを思うと出来ない、とか、そっち系では彼もモンモン悩むのさ。 なんとかせいよー、男だろうが! あんたも悩み体質なのか?男ってやつはみんな悩んでナンボの生き物なんですか!? はっきりせい!! 母さん、お前をそんな男に育てた覚えはありませんよ! とか私ががなっているうちに、最後、舞台上でちゅうぶちかまし、という大胆な暴挙にでてくれたわけで、おまえ、打てば響きすぎっちゅーの! 母さん、お前をそんな男にも育ては覚えはありませんよ!(笑)
ってなぐあいに、ライジング!は仁科祐紀の成長物語でもあるが、同時に高師センセイの男としての成長物語でもあるのだな。 (ホントか?)
連載としては3年以上続いたようだが、二人の関係はというとチュー止まりなので、今時の少女マンガと比較すると進展がじれったいくらい遅い。 やっぱり昔ですな。 今なら一時の感情だけでもかなり深い関係に行ってたりする、という具合だからな。 それでも同じようなストーリー展開にすることは可能だと思われるのは、キスと同じ感覚でエッチがとらえられているっていうことなんでしょうかね。 挨拶代わりすか? アメリカンか?君らは。 て、誰に文句たれてるのかわからなくなってきたから、おわる。
いったい何がいいたいのか解らないが、とにかくライジング!の話は終われることになった。 長かった。 まさか昔の作品で3回もかけて感想書くとは思わなんだ。 日本人としては、5・7・5に感情の全てを納めるくらいの心意気で文章を短くする努力をしなければならないのだ。 「ガラスの仮面を三十一文字で全て表す」という壮大なスケールの目標を立ててみるのもオツかも。 それもこれもガラスの仮面が完結してからの話だわね。 見果てぬ夢ってやつ?(笑)
それじゃ、重い肩の荷をおろしつつ。 あでゅー!
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2005年05月22日(日)
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