解放区

2013年02月05日(火) インフルエンザの季節

インフルエンザの季節がまたやって来た。正直うんざりであり、若いころはまじめにいろいろと闘っていたがもうそんな気力もなくなってしまった。ので惰性でタミフルを処方している。リレンザ含む他の薬の処方しないことで何とか理性を保っている。

個人的には、インフルエンザが疑われるようであれば病院を受診しない方が良いと考えている。てめえも40度の熱を何度か出したことがあるが、受診するなんて狂気の沙汰だ。まず動けない。しかもしんどい体であるにもかかわらず予約がないために何時間も待たされる。こんなのが体によいはずがない。

ようやくインフルエンザと診断されたとして、出される処方薬はタミフルなどのノイラミダーゼ阻害薬である。この薬は重症化を防がず、発熱期間を短縮するのみである。死亡率も下げない。たったこれだけの効用にもかかわらず、異常行動を来すという副作用がある。てめえは恐ろしくて飲む気にはならないレベルだし、家族にまず処方することもない。

もし自分が飲むことがあるとすれば、それは死亡率の異様に高い新型インフルエンザがやってきたときのみだろう。そう考えると、耐性の問題もありやはり処方する気になれない。

にもかかわらず処方を求める人の多いこと。はじめは上記の考えをまじめに語っていたが、それでも処方を求める人の多さにうんざりして何も言わなくなった。

疑問を持っている方は初めからこちらに質問してくるので、その時には上記の説明を行い、了解を得れば麻黄湯を処方する。実感としてはもっともよく効く薬であり副作用もほとんどない。「漢方薬だったら効果も遅いのでは」という誤解を受けている薬だと思う。麻黄湯の即効性はタミフルをずっと上回る。



しかし、インフルエンザになりたくないのであれば予防接種受けなさい。予防接種していない人は保険治療できないようにしたほうが良いと思うぞ。

タミフルの7割は日本で消費されているらしい。これがどれだけ異常なことか、日本人はもっと考えた方が良いと思う。


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い・よんひー [MAIL]

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