産業医講習会は無事終了した。久し振りの座学は大学時代を思い出したが、退屈であれば抜けだしても良かった大学時代と異なり途中退席は許されず(当たり前だ)、おかげで腰痛が悪化した。
今回の講習会では、講師は主に大学の先生と現場の先生に二分された。大学の先生は概念的な話が多くて正直退屈であったが、現場の先生の話は具体的であり非常に面白かった。
産業医になるには講習を受ける必要があり、実地も含め合計で50時間必要となる。これらの講習会の受け方は2通りあって、
1.都道府県医師会の主催する講習会を地道に受ける 2.産業医大もしくは自治医大の行う集中講座に出席する
の二つである。あまり地元を離れることのできないてめえは1の方法をまず考えたが、地元医師会の講習会は講義の順番もばらばらで月にせいぜい数時間であり、これでは毎回出続けたとしても何年かかることやら。しかも開催は平日のデイタイムであり、仕事を休む必要がある。
上記の理由より、1は断念した。一般的に考えても、この方法で産業医を取るのは至難の技で、まずあり得ないだろう。5年ごとの更新の場合は20時間でよいので、5年かけて20時間であれば可能と思われる。ので、更新以外の使い道はないと思われる。
とすると2の方法しかない。いずれも1週間くらいで50時間の詰め込みである。
自治医大は2回に分けて1週間であり、2回とも土日を挟んでいたので参加しやすかった。産業医大は夏休み集中講座なので、てめえはそもそも家庭の事情で不可能である。
しかし産業医大にしなくて良かった、と終わってから思った。産業医大の講習会はすべて大学の教員である。
あとは申請するだけなので、早めに申請を行おうと思う。
ところで自治医大は清潔で整った学校であった。資金は使いきれないくらい潤沢とのことだが本当なのだろう(毎年47都道府県が拠出している資金が使いきれず、どんどん箱モノを建てているという噂である)。全寮制だが寮もホテル並みであり、構内も広い。授業料も基本的に免除であり理想的な大学生活が送れるだろうなあと、少し羨ましくなった。
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