小中学の時の同級生たちと再会した。約20年ぶりにあった彼らはほとんど変わっていなかった。
「最近血圧が高めやねんけどどうしたらいい?」 と、旧友の一人はてめえに尋ねた。 「運動と減塩や」 と答えると爆笑された。お前の口から運動と減塩だなんて、昔は口を開けば放送禁止用語や下ネタばかりだったのに。覚えてるか、学校の帰り道や教室でもお○こ(関西ですのでご察し下さい)! って叫んでたやろ。
そんなこともあったか。そういえば、これを聞きつけた妹が、母親に「おかあさん、お○こって何?」と聞いてしこたまてめえが殴られたことがあったな。まあどうでもよいわ。
どうでもいい話で盛り上がり、新幹線は最終になってしまった。
小学校の時の友人関係と言うものは、人間関係になんの計算もなく家柄も人種も関係なかった。高校生くらいになってから、友人たちの中に外国籍の人がそれなりにいることに気が付いたが、外国籍だと知る前からの友人なので何も変わらなかった。関西には韓国・朝鮮籍の人間が多い。中国人もいるが、彼らは国籍を隠そうとしない。
歳を重ねるごとに表層ばかりの付き合いが増え、しかし昔ながらの友人との共通話題もなくなり。てめえは大学を卒業した後に新たな友人と呼べる人はまだできていないし、多分無理だろうと思う。立場を持った付き合いになるからで、そういったもののなかった大学生までが限界だろうと思う。あるいはすべてを捨てて外国に行くなどすれば可能かもしれないが。
しかしいろんな話が聞けて面白かった。小中高の同級生が高校卒業後にとあるスポーツのプロ選手になっていたのが一番驚いた。帰りの新幹線の中で調べたら現在も活躍中であった。がんばれー。
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