解放区

2014年07月02日(水) 往診

去年から往診の仕事をしている。今まで全くの未経験だったので、かなりビビったあげく引き受けたのだが、これが楽しいのだ。

その一。患者さんにとってはホームで、てめえはアウェイ。病院外来とは全く反対の立場で、リラックスされている患者さんと話するのがとても楽しい。医療ってこうあるべきなんじゃないかとまで思うわ。

病を得て、あえて込み合う外来に出かけて行って、数時間待ってようやく診察を受けるより、こっちから出向いた方が良い。それを痛いほどに実感する。

その二。医療資源がない。つまり、てめえの診察で全てを判断しなければならない。それこそ「腕」を問われる訳で、検査に頼らない医療を実践してきたてめえ的には最適である。その結果はシビアに帰ってくるので緊張感は抜けないが、これこそ在宅医療の醍醐味だろうと思う。

というのは、検査が必要な場合は病院への受診が必要になるのだが、在宅医療をしている方々はそんなに簡単に受診できないから在宅医療を選択されているのだ。レントゲン一つとるにしても、介護タクシーを手配したりなんだかんだとハードルがある。

しかし、てめえの持論は「レントゲンなどの検査は、あくまでも結果の確認」である。つまり、レントゲンを撮って初めてわかるようでは医師として失格とまでは言わないが、とても恥ずかしいことなのだ。「肺炎」だと思ってレントゲンを撮って、その通りだということを確認する。検査というものはそう言うものだとてめえは思っているし、これは死ぬまで変わらないだろう。


その三。在宅医療を選択される方は変な人があまりいない。これが一番大きいかもしれないが、詳細は書きません。


今日の往診は、看護婦さんがサッカー好きな人なので、移動中はずっとサッカーの話ばかり。

「先生は、どこが残ると思いますか?」

と聞かれたので、戦前は普通にブラジル一択だったけど、今までの試合を見ているとそうでもない。勢いを感じるのはコロンビアとオランダで、コロンビアは次戦のブラジルに勝ったらそのまま行くのではないでしょうか、とお話した。

彼女も同じ考えのようで、むしろコロンビア一択らしい。笑

まあオーソドックスに、決勝戦がブラジル対アルゼンチンになるのもいいけどね。てめえ的には、メッシとネイマールの対決を観てみたいわ。

そして、この二人の天才を抱えるバルセロナというチームはほんまに頭がおかしいよな。笑 てめえはバルサ大好きだけど。またいつか、バルサについて書いてみたいと思う。そして、バルセロナでバルサの試合をこの目で観てみたいと思う。


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