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≫2003年05月01日(木)≫Tod
Tod 【死】

表に書いたので、此処に書き忘れてました。

うちで飼っていたリスが先日居なくなりました。
もとい。
失くなりました。

哀しくて。
其れを拒絶しました。
皆に知らせなくてはと思う半面。
彼が今にも動くのではないかと期待してました。

ケージに手を入れ彼に触れた瞬間の冷たさ。
呼んでも反応しない君。
呼吸してない事を示す動かない腹部。
どれもが頭に焼き付いて離れない。

君はいつ逝ってしまったの。
誰も知らなかった。
誰にも知られなかった。
誰にも看取られなかった。
御免ね。

歯が伸びてて、餓死したのではないかと危惧した。
だが、今まで皆そうだったと家族は冷静だった。
だからこそ、俺は嫌だった。
皆、そうして死んだのではなかいと。
でも。
餌は食べてた筈。
食べてる姿を何度も見たんだ。
でも。
歯があんなに長いと食べれない筈。
だからこそあんなに痩せたり飢えたりしてたのでは?
あげてもあげてもねだるのは食べれていなかったのでは?


其れが気に掛かって。
食事が出来ない。
食べなくてはならない事は解ってるし、食べてる。
でも罪悪感で胃が一杯で気持ちが悪い。
吐き出したい。
否、吐ける時は吐いてるけど。
何を食べても味が無いし気分が悪い。
君たちが食べれなかったのに俺が暢気に食べる訳にはいかない。


御免ね。
もっと早く気付いてあげれば良かったね。
後悔してももう遅い。
何度謝っても君はもう土の中。
君たちはもうきっと姿も無い。
御免ね。
御免ね。


大好きだったのに。
大切だったのに。
今更気付いた。
其処に居るのが当たり前で。
いつか居なくなるのを忘れてて。
御免ね。
もっと。
もっと。
そんな事今更言っても仕方ないのに。



今頃【死】というモノを知りました。
今まで哀しめなかった分も含めて哀しい。
虚しい。
口惜しい。
どれだけ泣いても涙が止まりません。
嗚呼己はこんなに涙脆かったのかと切なくなります。



もう君は居ないケージを何度も見る。
其処に君が居るのを願う。
君が居る気がして何度も顔を上げる。
淋しい。


普段と変わらぬ家族が恨めしい。
でも自分とて今までそうだったではないかと。
何処かで問い詰める声がする。
今更哀しみなんて知りたくなかった。
今まで知らなかったモノを今更知りたくなんかなかった。
いっそ知らない侭で良かった。



子供の様な事を言ってる。
解ってる。
でも、今はまだ哀しさに勝てない。



虚しさを埋めたくても。
何で埋めれば良いか解らない。
楽しさで埋めようとする程。
淋しさが目立って仕舞う。



いつ立ち直れるか解らない。
今までの凡ての重さがきたから。
今まで哀しくなかったモノが全部哀しい。
唯只哀しい。
そして無力な己が口惜しい。



願わくば。
君が天へ上れます様。

知りたかったのは。
君たちが幸せだったかどうか。
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