Sun Set Days
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2001年09月27日(木) |
スターバックス+無人レジ |
スターバックスコーヒーはいつの間にかものすごい勢いで増えてしまっている。 わずかな金額でできる贅沢、というようなことを創業者がインタビューで答えているのを読んだことがあるけれど、確かにそんな感じだ。 完全禁煙でコーヒーの匂いが漂う店内は、調度品やインテリアもそれなりに洗練されていて、コーヒーやサイドメニューも決して安くはないのだけれど高くもなくて、その全体的なバランスがとてもうまいのだと思う。 スターバックスにはたまに行く。 午前中に行くことが比較的多いのだけれど、僕がよく行くところは結構空いていて、のんびりできる。 よくたくさんの人が言うように僕もキャラメルマキアートが好きなのだけれど、カフェモカも結構好きだ。サイドメニューではBLTサンドが一番好き。 レジで注文して受け取る場所で待っているときの所在のなさにいつも困ってしまうのだけれど、あの少しずつ飲むことのできるフタはささやかだけれど役に立つアイデアだといつも思う。
アメリカの書店チェーンの第1位である「BARNES & NOBLE」の店内には必ずと言っていいほどスターバックスが併設されていて、そこで買ったコーヒーを片手に店内にたくさんある椅子やテーブルに座って本を読むことができる。会社の研修でアメリカに行ったときの自由時間に「BARNES & NOBLE」に入ったことがあるのだけれど、そこでコーヒーを頼んだときに、こういう書店が日本にもたくさんあればいいのにと、周りで本を片手にコーヒーを飲んでいる人たちを見ながら思ったのだった。
最近でこそ店内に椅子とテーブルを置いてくれている書店が多くなってきたけれど、それでもコーヒーショップまで併設しているところはまだそれほど多くはない。都心の店だけではなく、郊外型の店がそのようになったらいいのにと思う。だってほとんどの人が行くのは郊外型の店舗なわけだし。 まあ、採算があわなさそうなので難しいのだろうけど。
スターバックスジャパンは上場によってかなりの値をつけるだろう。日本での成功に自信を強め、スイスなんかにも進出している。また、日本ではそれまでドトールの一人勝ちだった市場にタリーズとかシアトルズベストだとか、エクセルシオールだとか(これはドトールがやっているけれど)たくさんの(よい意味で)当り障りのないオシャレなコーヒー店が増えてくるようになった。それはもちろんスターバックスの影響だと思う。
いつもいつも行きたいとは思わないし、たまに飲みたいと思うくらいなのだけれど、それでもああいうお店が全国に増えたらいいだろうなとは思う。様々な種類の店舗を、一人の人がTPOSによって使い分けるのが今後当たり前になってくるのだろうし。 個人的には、今年の夏に仙台に出張に行ったときに入った仙台駅横のスターバックスの店員さん(バリスタというんだっけ)がものすごく元気がよくて印象に残っているのだけれど。さわやかな接客、というやつ。さわやかな接客にやられると、いつもやられたーと思う。
あと、以前に京都に旅行に行ったときにマックカフェというのがあって、マック好きとしては思わず入ってみたことがあった。珍しかったのだ。 そこはマクドナルドの2階にあったのだけれど、従来のマクドナルドとは雰囲気が違って、ちょっと背伸びをしたようなコーヒーとケーキの店で、なかなかに面白かった。 ただ、それほど店数が増えたという話を聞かないところを見ると、あんまり成功しなかったのだろうか? そのときには結構混んでいたのだけれど。 いまでもまだあるのだろうか? マックカフェ。
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今週の日経MJ(流通新聞)に興味深い記事が載っていた。 アメリカの大手ディスカウント・ストアでいよいよ本格的に無人レジの実験がはじまっているのだというもの。 無人レジ。 ついにここまできたか、という感じだ。 もちろん、効率の追求がそこに帰結してしまうことはわからないでもないけれど、個人的にはちょっと寂しいよなとは思う。 どういう仕組みになっているのかと言うと、お客様が無人レジにやってきて、商品を自分でスキャニングしていく。そうして袋詰までする(アメリカは基本的に袋詰はレジのところでサッカーという人がやってくれて渡してくれる。無人レジの場合それを自分でやるわけだ)。そして最後に詰め終わった袋をすぐ先にある重量を計るところに置くのだ。 スキャニングする際にそれぞれの商品の重量がコンピューターの中に蓄積されており、出てきた重量とイコールかどうかがチェックされる。大丈夫だったらそれで終わりだ。 他にも、レジ付近に防犯カメラが多数設置されており、懸念される万引きも抑止ないしは防止することができるのだそうだ。 (お釣りについては言及されていなかったけれど、当然お金を入れたら自動計算でお釣りが出てくるようになっているのだろう)
もちろん、実際に運用しているものを自分で見たわけではないけれど、ある意味滑稽なような気がしてしまう。セルフサービスの意味をフォーカスして考えすぎているような。導入の目的はもちろん人件費等のトータルコストの抑制だ。初期コスト、つまり導入時にかかる経費は通常のレジよりも割高(2倍から5倍)になるのだが、それでも1店舗に5台導入すると2年でその投資を回収することができるらしい。流通業の本場ではそこまで行き着いてしまっているのだと思うと、日本の流通業がポイントカードの割引率がどうとか言っている場合ではないような気もしてしまう。 もちろん、アメリカでもまだ実験段階なので、個人的にはそれがどのような結果と成果を生み出すのかは気になってしまうので続報に期待、なのだけれど。
でも、やっぱりうーんと思ってしまう。 無人レジ。 逆に便利なのだろうか? 割り切って、ストレスがなくなるのであればよいのかもしれないけれど。
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