Sun Set Days
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2001年10月07日(日) お気に入りMD

 いま、MDを聴きながらこれを書いている。
 ブラックミュージックを自分で選んで作ったMD。
 実は「お気に入りMD」を作るのが結構好きなのだ。
 CDの枚数がある程度以上増えた頃から、いちいちCDを抜き替えずに好きな曲を連続して聴きたいというごくまっとうな願望が湧き上がってきて、それを叶えるためにテープに好きな曲を編集して録音していた。それがいつしかMDに変わったというわけだ。現在はパソコンのHDにもデータの形で何曲か入れているけれど、それでもMDのほうがいまのところは汎用性があるからどちらかと言うとMDの方が多い。
 編集するときにはひとつルールがある。
 それは1アーティスト1曲というもの。
 だいたい60分のMDを選ぶのだけれど、それには大体13〜14曲くらい入る。基本的には同じようなジャンルの、トーンの近い曲を選ぶようにしているのだけれど、どんなにお気に入りのアーティストでも1曲というルールは基本的には守るようにしている。完成すると、当然好きな曲ばかりの「お気に入り」になるのだからやっぱり聴いていて楽しい。昔作ったそういうMDを久しぶりに聴くと、どんな曲を入れたのかは完全に忘れていることが多いので、なおさら新鮮に楽しめるし。
 何度か友人に頼まれてプレゼントしたこともある。喜ばれると嬉しいものがあった(そういうときには、1アーティスト1曲が守れないときがある。リクエストがあるから)。
 ただ、基本的には頼まれたときじゃないとやらないようにはしていた。と言うのも、そういうのってとてもとても個人的なものなので、僕にとってはツボでも他の人にとってはそうじゃない可能性が高いからだ。たとえば逆の立場だったとして、一方的に渡されて、一方的に反応を求められても困るし(もちろん、そういうことを一度もしたことがない、というわけではないけれど。趣味が近くてこの人なら気に入ってくれるだろうという人にそういうMDとかをプレゼントしたことはやっぱりある。ただ、感想はあんまり聞きたくないーと思っていたけど)。
 いまかけているのはブラック、R&Bが中心のやつ。しかも個人的なストライク・ゾーンど真ん中のミディアムテンポの曲ばっかりのやつだ。たとえば、Juiceの「Can't rush」やDebargeの「Stay with me」、702の「Don't go breaking my heart」とかShaniceの「A Reason」とか。
 ブラックミュージックは夜によく合う気がする。特に週末の夜にはしっくりくる。
 どうしてなのかはよくわからないのだけれど、夜、とりわけ深夜には甘い歌はより甘く、悲しい歌はより悲しく響くような気がするせいかもしれない。
 まあ、曲の感じで判断しているようなところがあるので、本当に甘い歌なのかどうかはき違えている可能性もあるのだけれど。

 ただ、夜が深まると感情の沸点のようなものが下がってしまうような気はする。
 だからたとえば音楽とか映画だとかにいつも以上に感情を揺り動かされてしまうのだろうし、よく聞く例で言えば夜に書いた手紙は翌朝読み返すと出すのに躊躇してしまうような内容になっていたりするわけだし。
 日中までそんなふうに感情に振り回されていたら大変なことになってしまうから、そのへんのところはまったくうまくできているとか思う。


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 久しぶりに「きのこの山」を食べました。
 クランキーチョコレートだとか、子供の頃からある定番のお菓子って、たまに食べると妙に安心したり。
 なぜなんだか。


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