Sun Set Days
DiaryINDEXpastwill


2001年12月24日(月) プリンター購入

 場合によっては今日の休日がなくなるかもしれなかった会議が無事に終わり、昨晩はそのまま同僚たちと遊ぶ。
 部屋に帰ってきたのは24日の午前4時と少し過ぎで、いつも訪れるコンビニは眠たそうな店員しかいなかった。
 冬の午前4時はまだまだ全然夜のなかにある。空気はぴんと張り詰めた糸のようにつめたくて、身体の芯から凍えてしまいそうなくらい。
 街灯はほとんど等間隔に遠くのほうまで続き、たまにしか車の通らない道路がぼんやりと淡い照明に照らされている。
 クリスマス・イブだ。
 ねむたい頭と気持ちで部屋に着いて、着替えてから、音楽をかけてあたたかい生茶を飲む。
 午前5時過ぎまで起きていて、そのままいつの間にか眠ってしまった。
 5時間後にはまたすぐに目が覚めてしまったのだけれど。


――――――――――

 年明けに再び2泊3日で札幌に出張に行くことが決まり、一人旅をやめたあと、どうするか迷っていた年末年始の帰省も取りやめる(だって、帰省から関東に戻ってきて数日後にまた行くのでは交通費がもったいないし)。
 自分の部屋で、いろいろとやりたかったことをまとめてやってしまおうって思う。


――――――――――

 感情で色が変わる指輪というやつが売られている。
 1800円。指輪の中に液状化水晶が入っていて、体温や汗に反応して7色に変化するのだそうだ。
 平静な状態ではライトグリーン。
 動揺し始めるとそれがオレンジになり、興奮すると黒っぽい色になる。
 リラックスしているときにはブルーになり、幸福な気持ちになっているときにはそれがピンクになる。
 その感情と色の変化の関連にどの程度の信憑性があるのかはよくわからないのだけれど、それでもそういうのってちょっと困ってしまうよなと思う。
 昔から、人の考えていることがわかるようになりたいっていう願望を持っている人はたぶんたくさんいて、誰だってある程度はそうで、たとえば恋人たちなんかは、相手が本当はどう思っているのかとか楽しいって思っていてくれているのだろうか? とか悩んでしまったりするのだろうし。
 でも、そういう色や形でそれがわかってしまうようなものだと、その色にひきずられて変に意識が過剰になってしまうような気もする。


――――――――――

 今日は17時過ぎになってから買物に行ってきた。
 まずは自分へのクリスマス・プレゼントとして、まとまった時間ができたら読みたいと思っていた本をまとめて購入。7冊で12038円。ハードカバーは高いよと改めて思う。
『東京タワー』は新刊売場に平積みされていたし、『世界がもし100人の村だったら』は特設コーナーすらできていた。大型書店は探している本になかなか出会うことができなかったりあまりに大きすぎてふらふらになってしまったりするけれど、それでもその賑やかで静かなんだかうるさいのだかよくわからない雰囲気はかなり好きだ。
 その後はケーキを買う。クリスマス・ケーキ。僕は一人でもこういうイベントは自分なりに楽しみたいので、幾つかあるケーキ・ショップのなかで、一番人が多かった店で並んで買った。チョコやカラメルの入ったやつやレモンムースとか。
 その間にも、街や店のなかで、もう何人かのサンタクロースを見かける。サンタクロースの衣装って、たとえば夏に事務所の更衣室とかで見つけてしまったら変な感じがするものなのかもしれない。ちゃんとクリーニングがかけられた一年に一ヶ月くらいしか出番のない衣装。
 なんだか、秘密を暴いてしまったような決まりの悪さにおそわれるかもしれない。

 その後は、ヨドバシカメラへ。
 今日の買物のメインであるプリンターを買うためだ。
 必要条件は、A3が印刷できるもの。希望条件は印刷スピードが早くてランニングコストがそんなに高くないもの。
 結構持ち帰り仕事の際に使うことが多いので、それは必須条件。
 僕はいままで出張生活中に購入したCanonのBJ M40というモバイル・プリンタを酷使していたのだけれど、A4までしか印刷できないし、さすがにそれではちょっと辛くなってきていたのだ。たとえば、最近なら小説を印刷して推敲しようと思っても、数十枚を一枚一枚給紙していたわけだし。はたから見るとちょっと滑稽だ。
 いろいろ雑誌で検討してほぼ決めてはいたのだけれど、それでも広い店内のなかでやっぱりいろいろと比較してみる。
 そして、結局CanonのBJ F9000というやつにした。シルバーの、男の子っぽいデザインのやつだ。
 59800円。
 USBケーブルをサービスでつけてもらって、予備のインクと紙を買う。これで今度からは放っておいても何十枚の印刷ができるようになる。
 かなり嬉しかったし、それが何であれ、デジタルグッズを選ぶときには無性に心躍ってしまう。今回だって、かなり雑誌を見比べていたし。
 そしてヨドバシのポイントがまたたまったのだけれど、一体いままでヨドバシでいくら使っているのだろう?

 ただ、モバイル・プリンタには、正直な話本当に数え切れないくらい助けられてきた。たとえば前回の名古屋から福岡への出張の際にも携帯していったのだけれど、急遽印刷しなければならない書類等を、夜にホテルの部屋で印刷できるというのはかなり便利だった。段取りさえちゃんとしていれば必要ないはずなのだけれど、なにかとイレギュラーが発生するのも事実だし。

 ということで、Canonに決めたのは、M40への恩義を感じてだったりもして(もちろんこれからも併用するのだけれど)。


―――――――――

 お知らせ

 クリスマス・イブということで、Novelを一気に3章アップしました。


Sun Set |MAILHomePage

My追加