Sun Set Days
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今日の夕方、仕事で東京駅の近くに行っていて、帰り際(午後7時頃)にまたもや有楽町ソフマップまで行ってきた。 別に何かを買うために、というわけではなくて、新型「i mac」を見るために。 数日前に、ネットのニュースで新型「i mac」発売のニュースが発表されていて、国内では有楽町にあるビックカメラとソフマップに先行展示がされているとも書かれていた。それでせっかく近くにいるのだから、実物をちゃんとこの目で見てみたい! と思って行ってきたのだ。
新型「i mac」は、球を半分に切ったような土台にCPUや様々なポート類がコンパクトにまとめられていて、それが一本の支柱のようなもので薄型の液晶ディスプレイと繋がっている。液晶ディスプレイは、スタジオディスプレイに似たイメージのもので、ウリは、液晶画面自体をぐりぐり動かすことができるということらしい。全体の個人的な感想としては、サイバーパンクSF映画にでも出てきそうな、不条理感漂う未来の機械植物のような趣だ。 以前のi macのように、とにかく「カワイイ!」というような感じではない。一瞬、間をおいて考えてしまうデザインのような気がする。判断に迷う、というような。
ネットのニュースの写真でそういった感想を抱いていたのだけれど、実物を見ても同様の感想を抱いてしまった。新型「i mac」は入り口を入ってすぐの割と広いスペースに、透明なケースに収められて展示されていたのだけれど、何人かの人たちが物珍しそうにケースの周りに立っていて、僕も同じようにしげしげと眺めていた。係員が予約受付中のビラを配っていて、それをもらう。CPUやドライブ性能の違いなどで3モデルあって、それぞれ159,800円、189,800円、224,800円(税抜)。
Windowsユーザーだし、購入はしないけれど、見ることができてよかったとは思う。 でも、やっぱり初代の「i mac」の衝撃に比べるとそうでもないかなと。 あのときは本当にすごいインパクトがあったし。 「カッコイイ!」 「カワイイ!」 「ナンダカスゴイ!」 というように感想に必ず「!」がついてしまうようなところがあったし。
ちなみに、携帯用音楽プレーヤーである「i pod」も展示されていたので見てきたのだけれど、これにはかなり惹かれた。最大で約1000曲も入るなんてすごいし、1000曲を常に持ち運びできるというのにはかなり魅力的なものを感じてしまう。たとえばランダム再生にしていたら、常に新鮮な曲を移動しながら聴くことができるのだ。すごい! まあ、価格が高いのと、Macでしか使えないのが難点なのだけれど。
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昨年から書いている小説『N43゜』の第2稿を人に読んでもらった。 ある程度社交辞令のようなものが入っているにしても、おもしろかったと言ってくれた。悲しい話だねとも。 何度かここでも書いているように、『N43゜』は海辺の小さな町を舞台にした、高校生の物語なのだけれど、それと同時に実は悲しい話でもあるのだ。あかるくて悲しい話。 原稿用紙にして約200枚で、完結しているのだけれど、またまたさらに細かく修正を加えていく予定。 まだまだラフな感じのバージョンだと個人的には思うので、それをちゃんと形にしていこうと思う。
ただ、マイペースでやろう。 やらなければいけないことと、やるべきことと、やりたいこととのバランスをちゃんととって。 ―――――――――
今日読んでいた雑誌の記事に小篠綾子さんのインタビューが載っていて、それにこういう部分があった。
いちいちそれ言うと自慢になるから言わないけど、三人とも本当に苦労してますよ。苦労を苦労と思わない人間なんですよ。人生はね、いつも明るい人生でないといけない。苦労というのはね、絶対にみんなしてるの。「あんたの苦労なんて、そんなん苦労にならへん」と言い続けて来たから、あの子たちは苦労と思ってないんですよ、それに私はね「絶対、苦労を表に出してはいけない」「苦労しましたと言うことは人に言うな」と言ってきましたので、みんな黙っていますわ。子供たちの苦労は私一人、知っていればいいんです。
小篠綾子さんは、ファッション・デザイナーの「コシノ3姉妹」の母親であり、自分自身でもブランドを立ち上げている88歳の女性だ。引用した言葉のように快活で前向き、明るい人柄がインタビューのはしばしから感じられ、この人のことはほとんど知らなかったのだけれど、引き込まれてしまった。 特に、「人生はね、いつも明るい人生でないといけない。苦労というのはね、絶対にみんなしてるの。」という部分がすごい。88歳になって、そういうふうに言い切ることのできる人生というのは、素敵だなと思う。
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お知らせ
最近は、RootsのRcafeを結構飲んでいます。缶の形が変わっていてなぜかキャップがついているやつ。 やや甘めですが。
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