Sun Set Days
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| 2004年02月07日(土) |
『ロード・オブ・ザ・リング 王の帰還』 |
いまは8日の午前3時少し前。ついさっき部屋に帰ってきた。 Daysのタイトルにあるように、『ロード・オブ・ザ・リング 王の帰還』の先行ロードショーを観に行ってきたのだ。 仕事が終わった後だったため、最初に訪れたいつも行くシネコンはすでに満席で、それならと高速に乗って川崎にあるチネチッタまで行ってきた。チネチッタは午前1時にはじまる回まであるオールナイトで、一度くらいは席が空いているだろうと思ったのだ。 21時20分くらいにチネチッタに到着し、席を確認すると、0時くらいまでは満席との表示が電光掲示板に出ていた。ちょっとがっかりしたのだけれど気を取り直して列に並び、ためしに「何時の回から座れますか?」と訊ねてみると、21時40分の回から大丈夫だという。「前の方になってはしまいますが」とのこと。 もちろん、明日(というかいまからなら数時間後なんだけれど)も仕事があるので早いには越したことがなかったから、前の方からでもいいからと21時40分の回のチケットを取る。500席弱の大きなスクリーンの前から3列目の中央付近。どうやら、電光掲示板に満席と表示しても前列3列は客を入れていないらしく、それで座ることができたのだ。ラッキーだったと思う。さすがに大画面が近いけれど、これもまた迫力を増してくれる助けになるだろうしと思いつつ(さらに言うと、チネチッタは座席が非常に座りやすいため、前の方の座席でも首がそれほど痛くはならない)。
そして、仕事が終わってすぐに出発していたのでお腹が減っていて、ロビーでホットドックを食べる。今日公開の『ラブアクチュアリー』なども合わせるとかなり混み合っていて、前回同じくレイトショーを観に来たときのことを思い出した(前にチネチッタに来たのは、昨年の『マトリックス リローデッド』のときだった)。
場内が暗くなり、まずは予告編。いくつかのホラー映画や、『インデペンス・デイ』の監督の最新作『デイ・アフター・トゥモロー』、それに『スパイダーマン2』などもあった。
そして、映画が始まった。 そこからの3時間23分はもうかなり充実したものだった。10年に1度の大作という触れ込みは全然嘘ではなくて、こんな映画体験ははじめてといっていいほどの充実感があった。世界の大きさというか、想像の世界の奥深さを体感させられたという感じだ。観ている間に、何度も息を呑むシーンがあり、様々な登場人物たちの胸を打たれるエピソードがある。だからこそ、旅の仲間が危機に遭うたびに、まるでその場にいるかのように感情移入してしまう。 見終わった後は、気持ちを入れすぎていたのか、たっぷりと疲れてしまった。
物語については時間も時間だし触れないけれど、まだこのシリーズを観たことがない人は、時間があればぜひレンタルで1作目と2作目を観て、それから大画面で3作目である『王の帰還』を見たほうがいいのではとさえ思う。間違いなく映画史に残るはずのこの作品の大団円を、リアルタイムで観るためにも(僕の周囲にも1作目を見てやめている人が数人いるけれど、これはもう3作目の完成度が群を抜いていてまいってしまう)。
明日も仕事があるのでもうこの辺で終わりにしておくけれど、それでも観に行ってよかったと思う。 映画はここまでできるのだと、本当にすごいとあらためて思った。
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