Sun Set Days
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2004年04月20日(火) カーナビ+ささやかなこと

 たとえばカーナビが進化して、いま走っている場所の未来の様子を映し出すことができるとしたらどうだろう?

 運転している車は大通りを走り、左右の窓からは高層ビルが視界を覆うかのように林立する様子が見えている。
 けれども、カーナビの画面上は、どこまでも荒野が続いている。ビルの姿はどこにもなく、ただ風に吹かれた老木だけがうなだれたようにしなっている。

 未来のカーナビの画面は、大戦により崩壊してしまった大地の様子を映し出している。3Dの視点に切り替えると、なおさら凄惨な様子が目に入るようになる。この場所が、数十年先には、おそらくは人間の手による何かによって、こうまで姿を変えてしまうのだということを目にして、運転手は恐怖におののくかもしれない。
 あるいは、液晶の画面の風景は、目の前の繁栄を謳歌している景色とはあまりに似つかなくて、たちの悪い冗談だと受け流してしまうかもしれない。

 けれども、それはきっと起こることで、このままあらゆることが進んでいったら、当然向かっていくはずの場所になる。
 避ける方法はごくわずかではあってもあるのだけれど、このままではそのちょっとしたきっかけにすら気がつくことができない。カーナビの画面にだけ、ただ風の吹きすさぶ荒野が映し出されている。

 たくさんの人のカーナビの画面で、さらに未来の光景が映し出されている。それはリアルな光景なのに、どうしてか見ている人たちはリアリティを感じることができない。

 ある人は違った未来を求めて、車を走らせ続けるかもしれない。カーナビの画面に映る荒野が、いつか緑溢れる森を映し出すのではないかということを信じて。
 いくつもの昼といくつもの夜を越えて、カーナビはついに森を映し出すようになるかもしれない。
 運転手はそこで車を降りて、その場所にどんな秘密が隠されているのかを確かめるだろう。他の荒野が映し出される場所と違って、いったいどんな秘密があるのだろうと知ろうとするだろう。豊かな泉を見つけて、溢れる水に希望を託すようになるかもしれない。運転手は車からどんどん離れて、森の中に分け入っていくだろう。
 そこに秘密を解くための鍵が隠されていることを信じて。

 未来の地図を映し出すカーナビがあったとしたら、きっとその画面をずっと見続けてしまうことだろう。
 そこに映る景色に、希望と期待とわずかなあきらめを投影させながら。


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 今日は久しぶりにミニストップのソフトクリームを食べた。やっぱりソフトクリームと言えばミニストップという感じがするくらいにおいしかった。手軽で便利でおいしい味。

 後輩の車のBGMがTommy february6のニューアルバム『Tommy airline』だったのだけれど、持ち主の後輩は「ブリリアントブリーンの人ですよ」と大きく勘違いしていて、誤解を解くためにハンドルを無理矢理右に切って追突してあげたほうがいいのかな? と思ってみたり。

 アルバイトの子がディズニーランドに行くらしく「おみやげは何がいいですか? ディズニー系では何が好きですか?」と訊かれたのだけれど、ディズニーには本当に興味がないんだなあと改めて実感。とりあえず「クッキー。クッキーでいいよ」と安易に答えてみたのだけれど。

 引越しはゴールデンウィーク明けで、横浜にいるのもあと20日程。これから引越しの準備とか、様々な手続きとか、梱包とか、梱包とか、梱包とか、いろいろと忙しくなりそうだ。と言いながらも今週はナイターを見に行く予定だったりして、準備は着々と進むのだろうか? とちょっとだけ危惧してみたり。

 具体的な日程が決まったら、いろいろとこの場所でやり残していることがあるのだよなと思ってしまったのだけれど、きっとどこにいてもそんなふうに思えてしまうのかもしれない。そして、そういったある種の余白のようなものや手の届かなかった部分があるからこそ、次の場所でも頑張ろうと思えるのかもしれないとも思った。それにもうこの場所では悔いがないとか言えるのであれば、それはそれでどこか視野が狭くなっていたり、無理をしているのかもしれないし。ただ、理想形としては、この場所でまだやり残していることはたくさんあるけれど、少なくともベストを尽くしたし、今の自分の力ならここまでというところまではできた、というところなのだろうなと思う。
 ただ、それはとても難しくて、なかなかに実感しづらいことではあるとは思うのだけれど。


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