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2007年09月02日(日) |
覚え書き:着物のお手入れ方法 その2 |
昨日に引き続き、着物のお手入れ方法、収納編です。
案外、ダメと言われている方法で着物を保管している私…。
<収納方法>
たとう紙などにしまうなら、虫干しを行うこと。
天気予報で3〜4日間くらい晴れの日が続くときの、3日目を虫干しの日と
すること。湿気は厳禁。湿度の低い日に行う。
時間帯は10:00〜14:00くらい。単、夏物を中心に。
※年3回の説もあり?
土用干し…7〜8月
虫干し…10月
寒干し…2〜3月
たとう紙の紙成分やのりが養分となって、それらを食べる虫がやってくる。
紙からガスが発生する。
なので、ガス焼けしたり、茶色いしみができたりする。
ちなみに、市販されている防虫剤は紙を食べる虫には効かない。
防虫剤の量は、たんす一棹で4個程度。多く入れすぎない。
たんすの一番上の段の四隅に置けばよい。
イチョウの葉が防虫剤になる。(乾燥させたものを使用)
効果は2年程度。
一度着たら、次にいつ着るかわからないような着物は、たとう紙に
しまわないほうがよい。(紙やけ・虫の予防)
洗いざらしのシーツやウコンの風呂敷に包む。
紋の保護に使われている紙は、綿で代用する。
他に、人間の手形、ニコチン焼け、カビに注意。
(他人が着物に触った後が、汚れとして残ることがある)
ウールと絹ものは別々に収納する。
ウールから出るガスで着物が焼けてしまうため。
箔、金糸銀糸の帯の収納には、たとう紙を使わない。
明日はクリーニング方法について書きます。
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