猫をかぶった仔猫の日々

2001年08月17日(金) 不安・・・

実を言うと私は今、心療内科に通っている。
なぜ通い始めたかと言うと、今年に入ってあまりにも多忙で
精神的にコントロール出来なくなり不眠症になってしまった。
そして不眠症のせいで体力的にも限界が来てしまったのだ。

病院で診察してもらうと『心因反応』と聞いたこともない病名を言われた。
心因反応とは心因的なものが原因で鬱状態に陥ってしまうことらしい。
症状が出始めた頃は何をやっても裏目に出てしまい、睡眠不足が原因で
めまいや吐き気などがひどくたった15分弱の電車が乗れないほどだった。
この病気で辛いところは見た目に症状が出ないことだ。
鬱・・・昔からのイメージでは家からも出れず何も出来ないと言う
印象が強いらしい。
しかし今は軽鬱病と言って普通の生活は出来るのだが
突然鬱状態に陥ると言う症状の人が多いと聞いた。
私はまさしくその軽鬱病のような状態。
安心できる場所や人々の前だと『本当に心の病気なの?』と思うくらい
誰よりも元気なのだ。
しかし自分の落ち着けない場所だったり人々の前だと
とたんに不安がやってくる。
そのことに対して『甘えてるだけ』とか『気のもちよう』など
好き勝手なことを言う人がいるのだが・・・・
そうではないことをわかってほしい。
自分でも最初は
『甘えているのかな?』とか
『私はなんでコントロールが下手なんだろう?』とか
色々悩んで悩んだ末に病院に行ったのだ。

私の職場は年配の方が多いせいか
『今の若い者は・・』(特別、若くはないのですが)
と言う言葉をよく言っている。
でも今の若い人を育てたのはそう言っている年配の方たちなのです。
『自分たちの時代は・・・』とも言いますがそれは若者が悪いわけでもなく
この時代に生まれてきたのだから分かれと言っても
限度があるのではないでしょうか?

人それぞれ育った環境や考えが違うのだから、
その人が嫌だと感じたことに対して『甘えてる』なんて思わないでほしい。
だって本人は本当に傷つき、悩み、苦しんでいるのだから。
こうゆう時代だからこそ軽鬱病が増えていると聞きました。

私は今回、腎盂炎と薬疹のため心療内科でいただいている薬を
検査の結果がでるまで飲めなくなってしまいました。
そして昨日書いた日記のような出来事があったので
病院恐怖症になってしまい、心療内科にも足が進まなくなってしまいました。

薬を飲んでいないせいか
またもや突然の不安と言う発作が起きています。
これがいつまで続くかは分かりませんが不安が訪れると
私一人だけ取り残された気になってしまいます。
私という存在が分からなくなります。
以前この発作が出たとき、たくさんの友人から励ましを頂きました。
『がんばらなくていいんだよ、ゆっくり行こう』
そう理解してくれる人が私の救いになります。
なのにせっかちな私はゆっくり行くことが出来ず急いでしまいます。

でも少しずつ変わってきている私がいます。
頑張らなくてもいいんだから・・でも頑張れたら自分でほめてあげよう。
自分が変わらなければ何も変わらないと言うことに
やっと気づいたようです。
気づいても行動に移すことは私にとってとても難しいことです。
だからゆっくり行きたいと思います。
『頑張れ!』と言われるのではなく『頑張ったよ!』と言えるように・・・



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