猫をかぶった仔猫の日々

2001年08月19日(日) 兄弟

昨日から姉が泊まりに来ていた。
私たち姉妹は一般的に仲が良い方だと思う。
姉とは5つ違い、旦那様とも家族ぐるみで仲良くしてもらっている。
姉夫婦は結婚8年目だと言うのにこれまたとても仲良し。
普段なら姉が泊まるなんて言ったら旦那様が淋しがって
泊まりにこれないのだが、今日の朝4時からジェットスキーに行くため
お泊り許可が出たのだ。

姉から見た私・・・『ちっちゃい妹』いまだにそう思っているらしい。
私が何かやろうとするものなら心配そうに見ている。
そして何をしたのか聞きたくてしょうがない様子。
私にはもう一人兄がいる。兄とは7つ違い。
この兄が姉以上に私のことを『ちっちゃな妹』だと思っている。
兄とは異性と言うこともあり、あまり密に会う事はないのだが
私に対しての気持ちはちょっと異常なほどだ。
まず言葉使い、私がふざけて主人のことを『ちょっとあんたね〜』
なんて言ったもんなら『主人つかまえてその口の利き方は何だ』
と怒られる。
兄は年齢のわりにとても古風で『女性は・・・』と言う考えが非常に強い。
私は30歳だと言うのに両親の前ではタバコを吸えても兄の前では
吸わせてもらえなかった。
吸ってることは知っていても吸うことに対して認めることが出来ないらしい。
そのような出来事が以前は毎日のように起こっていたのだ。
私は兄や姉に28年間はむかったことがなかった。
一番の理由は『怖かった』のだが『兄が権威を持つのはあたりまえ』
だとずっと思っていた。
怖かったから、話もちゃんと出来ずただ『はい』と聞いてるだけ。
姉に対しても『怖かった』のだと思う。
兄の対する怖さと姉の対する怖さはちょっと意味合いが違った。
兄に対しては『恐怖』姉に対しては『嫌われるのが怖い』
だったのだ。
しかし28年目にどうしても許せないことがあり初めて兄に反抗した。
兄はきっと驚いただろう。私が反抗するなんて。
しかし私ももう大人、家庭をもって兄や姉とは別の姓で生活している。
兄と違う生活をし、考えも変わってきているのだ。
でも兄はそれを理解することがやはり出来ないらしく、周りの家族から
『それはchaoが決めることなんだから、兄が口出しするな』と言っても
通用しなかった。

姉は少々世話焼きのところもあるのだが友達のような付き合いをしている。
兄とはいまだに親と子のような関係。
兄がなぜそこまで私に依存しているのか。
理由は私が赤ちゃんの頃、自転車に私を乗せて友達に
見せびらかしていたくらい可愛がっていたのだ。
その頃、あまりにも兄にとって可愛い存在だったようで
そのイメージが強く残り今に至っているのだ。
兄には9歳の娘がいる。その子がまた私に似ているのだ。
兄は私と娘がだぶってしまうそうだ。
9歳と30歳、だぶるなんて考えられないことなのだが
兄にとっては私が大人になったことが信じられないのだ。

いつになったら兄弟は私を大人と認めてくれるのだろう?
きっとこの先ずっと私は兄弟にとって『ちっちゃい妹』なのだろう。
でも私は末っ子、兄弟から要領がいいと思われている。
なら、甘えられるならこのまま甘えさせてもらおうかな?
なんて言っているが実はちょっとウザったく思ったりもしている。
でもこう思えるのが幸せなのかもしれない。
ありがたく感謝しましょう。

でも私も大人だといつかは認めてね。


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