2001年08月20日(月) |
お屋敷通りでの日傘デビュー |
私たち夫婦は非常に貧乏だ。 何故ならまったく計画性がなく個々にわが道を行ってしまうからだろう? なのに・・・私たちが結婚してから住む場所は何故かお屋敷町ばかりだ。
結婚当初は私の実家が近い方が良いと住み慣れた場所に 近い町に住んでいた。 しかし周りはお屋敷ばかり。 すべての家が100坪以上はあるのだ。 ラッキーなことに母の知り合いが家を貸してくれると言うことになり 2世帯のようなつくりの平屋を8万の家賃で借りることが出来た。 そこの家も85坪はあるのに他の家からしたらとても小さな家に見えた。 家の前が抜け道になっていて細い道ではあるが車が頻繁に通っていた。 その車とはほどんどが外車。 実家の方はさほど離れていないのに庶民的な住宅街。 ところどころにお屋敷はあってもすべてがと言うわけではない。 同じ区内に住んでいるにもかかわらずこんなに違うものなのだな〜と ちょっと驚いていた。
そして今住んでいる土地が・・・これまたお屋敷だらけなのだ。 主人とそのお屋敷通りを歩いていると本当に場違いって感じなのだ。 だって近所の幼稚園には毎日SPが立っているぐらいなのだ!! 普段は気にせずスエットで買い物など行ってしまう私もさすがに この町に引っ越してきてそれが恥ずかしく思えてきた。
朝、会社に行くとき日傘をさしているご婦人を良く見かける。 日傘・・・私にとっては憧れの日傘。 私は日光アレルギーがあるので夏は化粧無しでは 外に出ることが出来なかった。 しかし今年の初夏に化粧品アレルギーが出てしまい 化粧することが出来なくなった。 チャンスだ!憧れの日傘。 早速、デパートに日傘を買いに行った。 何本もの傘を開いて迷ったあげくオレンジ(パステルっぽい可愛いの)と どんな洋服にも合うようにベージュの折りたたみ日傘を購入した。
お屋敷町での日傘デビュー!! 私は貴婦人にでもなったつもりで華々しくデビューしたのだ。 が・・・やっぱり場違いだった。 本当の貴婦人はオレンジの日傘などさしていないのだ。 でも日傘がこんなにも良いものだと初めて知った。 たった一枚の布なのに日光を遮断する、やっぱり憧れの日傘だわ。 私は会社の友人に日傘を進めた。 こんなにいいものはないと・・・・ そうしたら会社の人がまたもや一本日傘をくれると言うのだ。 なぜ私にくれると言ったのか・・・日傘を見て分かった。 私は30と言う年齢でありながらも落ち着いた服を着ることがないのだ。 会社自体があまり服装にうるさくないのでいまだにブリブリな服を着て 通勤してしまう。 いただいた日傘は花柄模様でふちがフリフリになっているものだった。 この日傘・・・普通の人は恥ずかしくって私くらいしか使えないだろうと 言うくらいブリブリだったのだ。 別に私がブリブリの洋服が似合うわけではない。 でも目は慣れてくるもの、私がそんな洋服を着ているうちに chaoワールドが出来あがってしまったのだ。
そして残暑となった今になってその日傘をもらって帰ってきたのだが・・・ 実は私は熱しやすくて冷めやすい。 日傘を朝はさしていくのだが帰りは必要ないため非常に邪魔なのだ。 買ったことで満足してしまった私、今は3本とも靴箱の陰で眠っている。
予断だが雨が降ってきてしょうがなく私が傘を買うとなぜだかやんでしまう。 おかげで我が家の傘たてには二人暮しだというのに10本近く傘がある。 そして3本の日傘・・・
来年になってまた日傘を使うかは不明であるが ただ日傘デビュー出来たことで満足しているchaoなのでした。
みなさん、雨が降ってきたら私に傘を買わせてみてください。 きっと晴天になることでしょう。 旅行の前などご連絡いただければ協力いたします(笑)
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