猫をかぶった仔猫の日々

2001年09月29日(土) わからない・・・

あれほど嫌だと思っていた会社も気持ちよく退職し
ルンルンなんて思っていた矢先にやってきた。

鬱と言うかパニックと言うか発作と言うか・・・・

そもそも、ことの発端は明日行こうとしていたお墓参りのことだった。
本当はお墓参りはお彼岸に行くはずだったのだが
主人がその日は夜勤で行くことが出来ず、明日行くことに決まったのだ。
そして、その時、一緒に主人のいとこも行くことになっていたのだが・・・
いとことは、義母のお姉さんの娘さんで一ヶ月に一度くらい2人で
こちらに遊びに来る。
そして今回はお墓参りの帰りにそちらの家に遊びに来てほしいと
言うことになったのだ。

このような病気になる前は人前に出ることは全然平気で
どこにでも飛んで行けたのだが、今の状態で自分の意思でない所に
行くのはとても辛い。
ましてやあちらの家には・・・・

なぜここまで嫌かと言うと、おじさんに問題があるのだ。
おじさんは警察官をやっていて、今は定年で隠居生活をしているのだが
人に命令する話し方しか出来ない。
それはいいのだが、何か自分の気に食わないことがあると怒ってしまう。
そんなことが多々重なっているのだ。
まず、私達夫婦の結婚式。
主人の両親がその日は用事があるので手伝えないと前もって言ってるのに
引越しに手伝いに来なかったと言うことで、ずっと根に持ち、欠席をした。
そしておばさんまでも。結局、娘さんが一人で出席した。
そして主人の姉の結婚式にもおじさんは欠席し、おばさんと娘さんだけで
来た。それはそれでかまわない。

しかし、義父の葬儀の時にまでも大騒ぎしたのだ。
葬儀の会場はおじさんの家から遠いのでお通夜、告別式と朝早くは
高齢の方なのできついと思い、ホテルを用意した。
他の親戚は何も言わず、泊まってくれたのだが、
前日になって母に『俺は泊まらない。』と電話がかかってきた。

いつもなら気丈な義母なのだが、義父が亡くなった悲しみと
忙しさのあまり、泣きながら
『そんな気持ちで来るのなら、お父さんも喜ばないから来ないで』と
泣き叫び、大騒ぎになったのだ。
そんな時、娘さんが間に入り、『こんな両親、情けない絶対行かせます』と
言うことでことは丸く(わだかまりはあるが)おさまったのだ。

そんなおじさんの所に明日、遊びに行くと言う。
これは嫁として失格なのかもしれないのだが、9月の仕事があまりにも
忙しく、先週は土曜日出勤、その前の週はそのおばさんと娘さんが
遊びに来ていたため、土日ともお付き合いをしなければならなかった。
なので私の体力も持たないので、お墓参りには行くが遊びには行けないと
言ったのだ。なんせ、家から2時間もかかる場所だから。

そして今日になって、義母がこんなことを言い出した。
『お墓参りだけ行って、遊びには行かないと、おじさんがまた文句を言うから
あなた達は今回は来なくていいからまた改めて3人で行きましょう』
義母なりに考えたことだと思う。
でもそこで、嫁なら我慢して行くべきだったのだろう。
考えてパニックになってしまった。
その時、主人は実家にちょっと行かないと行けなかったので
出かけようとするときだったのだが、電話でそのことを言われたのだ。
行く前に私が泣き喚き、主人も困った様子。
でも、主人は義母の考えに賛成のようで
『何でお前が泣いているのかわからない』と言われた。
『私はお嫁さんなんだよ、立場が違うんだよ』そう言っても主人は
わからないようで『立場は一緒だろ』とまで言う。
言ってくれないとわからない、何で泣いているのかわからない?
そう言われて『それがわかってたら、私だって病気になんかなってない』と
泣き叫んだが、話し合いも終わらぬまま、主人は出かけてしまった。

今までは嫌でも仕事をしている時は気がまぎれていた。
でもこれからはどうなるのだろう?
気持ちが焦り、不安が襲ってきた。
こんな時は落ち着かないと・・・そう思い、時間は早いのだが眠剤を飲んだ。
その時、ふと思っていしまったのだ。
『これをどれだけ飲めばいつまでも寝ていられるのかな?』

最初は規定の量だけ飲んだのだがあまりにも興奮していたため
眠ることが出来ない。
そうしてるうちに主人が帰ってきてしまった。
ちょっとお使いで出かけただけなのに・・・
きっと義母と色々話していたんだと思う。
そう考えたら、もういてもたってもいられなくなり、
もう一回眠剤を飲んでしまった。
これは私の主人に対する、小さな抵抗だった。
でも主人は気づいていないだろう。

何度も喧嘩で『お酒はやめて』と言い泣いてわめいても
『お酒をやめろと言うのなら、別れるしかないんじゃない』とまでも
言われ続けてるのに、私は何が理由で主人といるのだろう?

私が病院で診察してもらった時、先生から
『あなたの病気の原因はご主人ですね』ときっぱり言われた。
なのに彼は気づいていない。

そんな彼の態度や気持ちこそ私からしたらわからない。
わからない・・・・
本当に限界に来てしまったのかもしれない。
どうしたらいいのかわからない。
助けてほしいけど、誰に頼ったらいいのかわからない。
誰に頼るのではなく自分で決めなくては行けないと言うことだけは
わかっているつもりだ。

でも・・・今はどうしていいのかわからない。


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