今日、いよいよ卒論の題目提出なので目下思索中です。 昨日からずっと考えているのですが、どーも考えがあちこちに飛んでしまってまとまりません。
前回の日記で物語が云々とか言ってたのですが、結局は「萌え」に戻ってきました。まぁ、ただ純粋に「萌え」というより、東浩紀が引用するスーパーフラットやデータベース型消費と言う観点を導入したいと思っているところです。この部分は実経験を通して実感できると思っているので。
ただ、いろいろと考えれば考えるほど、ボードリヤールの記号的消費のお話しと同じ事を言ってるのではないかと思えてくる。つまり、「萌え」は別に新たな概念ではなく、既存の概念の一部、その言い換えでしかないような気がしてきたのです。この点はボードリヤール、東浩紀ともどももっと読み込んでいかなければならないでしょうが。
となると、自分の中で「萌え」の消費理論におけるポジションを明確に定義できるまでは迂闊に使えない、と言うことになります。なので、卒論は「大学生の消費行動におけるモード、ブランドの重要性の再検討」みたいな感じで行こうかと。
まず、現代の大学生が消費に求めているものは「差異化」なのか「同質化」なのか。あるいはもっと別の要因として「萌え」を想定する事が出来るのか。そして、既存の消費理論において差異化を与える要因であるモード(流行)、ブランドの影響力を調査。
希望的観測を述べるなら、大学生が消費行動に求める事は差異、同質化の他に何かあるはずだ、と言いたいわけです。その何かが「萌え」であるなら、ボクの卒論は大成功ということになるのですが・・・。
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