りとるのひとりごと。
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朝一番で病院へ。
以前からの希望だった糖負荷試験を受けにだ。
糖負荷試験というのは、早い話が糖尿病かどうか調べる検査。
糖の入った水を飲み、2時間かけて採血する。
そもそも、糖尿の疑いがあるのかどうかも分からない。 2ヶ月ほど前、浄化槽の点検に来たおにーちゃんが、帰り際に一言、 「誰か糖尿の人います?」 「は?」 「(浄化槽の)中が濁っているし、誰か糖尿だと思いますよ」
で、考えた。 義父母は会社の定期健康診断を受けていて何も引っかかってない。 1歳児の息子はトイレで用を足さない。
・・・ってことは、私〜〜?!
そういえば・・疲れやすいし・・・喉が乾くこともあるし・・・。 トイレはそんなに近くないけど・・・でも祖母や叔父も糖尿だし・・。
不安がどんどん膨らむ一方なので、ここははっきりさせようと思った。
で、病院に電話をし、糖負荷試験を受けようと思った次第だ。
昨夜から絶食をする。 最初に採尿。で、1回目の採血。
ビンに入ったサイダーのような味の飲み物をラッパ飲みする。
あとは30分ごとに採血するだけ。
左右の腕、交互に合計5回採血した。
しかし、採血の際に痛かった看護婦さんと痛くなかった看護婦さんが いて、痛くなかった時はひどく内出血して腕が青くなったのが不思議。 痛かった時は大丈夫だったのに。
それにしても両腕に5ヶ所の針のあと。腫れて痛いよお〜〜〜。
で、何度目かの採血のあと、待合室で雑誌をめくっていて、 ふと何気なく自分の手をオデコに当てた。
あー、あったかい。と思ったその瞬間、
いきなり来た。
フラッシュバックだ。
葬儀の終わり。棺桶に蓋がされる。
葬儀場の人が「最後に触ってあげてください」と言うのが聞こえる。
棺桶の中のダンナのオデコに手を当てる私。
冷たい。
氷のように。
「冷たい!!!」叫ぶ私。
棺桶の周りに集まっていた人々が私を見る。
棺桶に手を掛けたまま、大声で泣き崩れる私。
私をうしろから抱きかかえて一緒に泣く母。
・・・それらの場面が一気によみがえり、目の前がグルグル周り、 頭がクラクラしたあと、心臓がギュッと縮む感じがした。 涙がブワーッと溢れてきた。
「ダメだ、ダメだ、こんなところで泣いたらダメ」
必死でフラッシュバックを押さえ込んだ。
気づいたらハアハアと肩で息をしていた。
自分を何とか落ち着かせる。
こんなところで、よもやフラッシュバックに見舞われるとは、 まったく思ってもいなかったので、我ながら驚いたし戸惑った。
まだこんな目にあうんだ私・・・。
もっと強くなっているつもりだった。立ち直っているつもりだった。
ショックだった。
今日の日記でフラッシュバックを起こしてしまう方がひょっとして いるかもしれません・・そしたらホントにごめんなさい。
ゴメンナサイ。
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