【読書記録】恩田陸「チョコレートコスモス」 |
どこかの書評で『これはガラスの仮面だ!』というのを読んで、そうなのか〜と思いつつ読んでみたのですが、序盤はみんなばらばらでこれは間を空けてのんびり読む本ではないなぁと危機感を覚えつつ読みました。(序盤は間が空くと登場人物の名前だけが浮いてしまいそうになる気が…)ガラスの仮面のごとく、恩田さんにしては珍しい?ミステリではない演劇もの。次の瞬間、この子は何をするだろう。この人は何を思うのだろう・感じるのだろう。中盤も過ぎると名前も定着して、次の展開がひたすら楽しみになって、あとはあっという間でした。恩田さんのいうエンターテイメント性はとても高く、面白かったように感じます。 p516/毎日新聞社/06.03
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2007年06月17日(日)
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