【読書記録】吉田篤弘「空ばかり見ていた」 |
ストーリー:近所の床屋の店主・ホクトさんは、普通の大人とはちょっと違っていて、無口なのに何かとても面白い人だった。僕が小さいころの思い出と、理髪師・ホクトのお話。(『七つの鋏』より)
ホクトさんでつながる12のお話。個人的には「ローストチキン・ダイアリー」や「草原の向こうの神様」「リトルファンファーレ」がお気に入り。ファンタジックでまるで異次元でのお話のような作風がとても気に入っているのですが、草原の向こう〜はまさにファンタジーでこの本の中でも異色・違う風が吹いておりました。笑 でも、ローストチキン〜はとても地に足が着いたお父さんと娘のお話で、ほんわか暖かくなるような作風にとても癒され、リトルファンファーレでのホクトさんについては人間味のあるお話が提示されていて、嬉しかったですv次はどんなテーマなのかも気になります。NO.006■p317/文芸春秋/06/01
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2008年03月16日(日)
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