【読書記録】歌野晶午「ハッピーエンドにさよならを」

歌野さんといえば、”クセのある落ち”というのが私の認識で、まさにハッピーエンドにさよならなのが歌野さんの文章だと思っていたので、これは面白い!と思って借りてきました。短編だったり数ページのみの掌編だったりと、内容は大分ばらつきがあります。中には『本当のうそ』で読んだ作品もあったりして、みんながみんな見事なまでの内容でニヤリでした。ただ、この本の傾向としては愛情のあるさよならだったり、納得の出来る皮肉だったりと面白かったです。
個人的には、おねえちゃん、サクラチル、玉川上死、In the lap of the motherあたりのお話が良かったように思います。
NO.25■p319/角川書店/07/08
2008年07月22日(火)

ワタシイロ / 清崎
エンピツユニオン